1999年6月16日、我が国におけるドラッグストア産業の確立を目指し、日本チェーンドラッグストア協会が創設された。当時みなし団体だった協会は2020年に一般社団法人となり、第5代会長・池野隆光氏のもと「尊敬される企業集団なる」を合言葉に、地域社会に寄り添い、生活者の美と健康を守ってきた。25年にわたる活動は業界の発展にも寄与し、2000年度に2兆6600億円ほどの市場規模は2023年度に9兆円を超え、並いる産業界の中で突出した成長曲線を描いている。今後は高齢化や人口減少といったかつてない動態変化が進行し、皆保険の維持とともに健康寿命の延伸が国家的課題となる。ドラッグストアは、それらを解決する中心的な役割が期待されており、協会もこの期待に応えるべく一層の進化が求められる。当企画は、四半世紀に及ぶ業界発展の道のりを再確認しつつ、新たなステージに立つ同協会を応援するものである。
およそ30年前、我が国に「ドラッグストア」という業態は無かった。正確に言えば、欧米に倣って「ドラッグストア」を冠する薬局・薬店は存在したが、現在のような「日本型ドラッグストア」の姿を、我々は想像できなかった…(続きはこちらから)
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)が、1999年6月に誕生してからまもなく25年が経つ。医薬品を中心とした病気産業から生活者の健康と美、そして快適生活をサポートするヘルスケア産業への道を歩み、設立当初に2兆6600億円だった市場は…(続きはこちらから)
ドラッグストアが今日あるのは、JACDS設立の25年あまり前、わが国にドラッグストアという名称すらなかった時代に、創成期の創業者たちが、幾多の苦難を乗り越えて、生活者の“健康で幸せな生活の実現”を目指し“新しい業態作り”にチャレンジしてきたからに他ならない。激しい競合の荒波が怒涛の如く押し寄せる中、これからは生活者の健康・予防づくりのための様々なヘルスケア情報発信基地として“真価”が問われる時代になった。では今、何を実践しなければならないのか。次世代経営者が学ぶことは、「またあの店に行こう」と生活者に再び来店してもらうための基本は、安売りチラシではなく、デジタルでは経験することのないリアル店舗ならではの「1日も早く健康になり笑顔を取り戻してほしい」と願う心(接客)にあることだ。本欄では、「ドラッグストアが存在する意義」を求め、ドラッグストア作りに奔走した6人の創業者をクローズアップした。――今日の基礎を築いた創業者たちの思いを受け取って欲しい。(流通ジャーナリスト・山本武道)
チェーンドラッグストア協会が設立25周年を迎えられたこと、本当に感慨深い思いで一杯です。このような記念すべき年を迎えることができましたのも、立法、行政、司法に関係する多くの方々、そして業界関係者の皆様のご協力の賜物と、心より御礼申し上げます…(続きはこちらから)
【JACDS25周年に寄せて】(記者会見コメント)
今年6月16日、日本チェーンドラッグストア協会は25周年を迎えます。振り返れば、父・松本南海雄が初代会長として粉骨砕身の日々を送っていたこと、根津孝一現副会長が実行委員長となって華々しく開催された第1回JAPANドラッグストアショーなど、様々な出来事が思い出されます…(続きはこちらから)
【JACDS25周年に寄せて】(式典挨拶要約)
大学を出たばかりの頃、2週間ほどアメリカに渡った。訪問したショッピングモールの両サイドにあった巨大なドラッグストアを見て、あまりの大きさに「いずれ日本もこうなるのか?」「いやいや、そんなことはとても想像できない」と自問しながら帰国したことを覚えている…(続きはこちらから)
25年前、当時のアナリストから、ドラッグストアがおこなう調剤薬局に対する懐疑的な意見を聞いたが、それが現在、大きく発展されたことを嬉しく思っている。私は昨年10月の会長就任時、そして年末の診療報酬改定に際しても、真っ先に池野会長を訪問した…(続きはこちらから)
日本医師会の中で私は薬事と税制という難しい作業を担当している。薬事等に関して当会と日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は敵対関係にあると想像されがちだが、妻も娘も薬剤師の私からすれば、全くそのようなことはない…(続きはこちらから)
日本OTC医薬品協会会長
杉本 雅史 氏
ドラッグストアがここまで目を見張るべき成長を遂げられた理由は、業界の方々の先見性の高さであり、薬機法改正への対応を含めしっかりと業界を取りまとめてきたJACDSにも心から敬意を表する…(続きはこちらから)