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桂林に羅漢果の里山を訪ねて〜プラネタリーヘルスなヘルスケアプロダクト

地域創生医 桐村里紗のプラネタリーヘルス 第13回
桂林に羅漢果の里山を訪ねて〜プラネタリーヘルスなヘルスケアプロダクト

 体にも地球にも優しい0カロリーの自然派甘味料「ラカントS」。

私も日常的に砂糖の代わりに使っていますし、皆様にお勧めしています。

 原料となる羅漢果は、中国の桂林の山に自生し、古来から「神の果物」と呼ばれ、漢方食材として活用されてきた植物です。保護植物であり、地域から生の羅漢果は持ち出し禁止で、桂林でしか育てることができません。

 今回、サラヤ株式会社と共に現地桂林の羅漢果栽培の農村を訪ねました。

上海から飛行機で約3時間。チワン族自治区桂林の市内から、さらに車で2時間ほど川を遡っていくと、太陽を燦々と受ける山の斜面に羅漢果の畑が見え始めます。

訪れた地は、「龍江」という名前の地。龍としての川に豊かな水をたたえる農村です。

龍江に差し掛かると、羅漢果の実がそこかしこに山積みになっている様子が窺え、この農村が羅漢果栽培によって成り立っていることが伺えます。

漢方食材として使われていた羅漢果を、農業として栽培し、甘味料として抽出する技術は、サラヤ株式会社が地元の桂林師範大学と共に研究を重ねてきたものです。

サラヤ株式会社の想いとして、当時貧しかった桂林の農村の生業とすることで、桂林の地域が潤い、農業と産業が発展することを基盤にしていたそうです。

農薬を極力使わない農法に加えて、周辺の畑からの2次的な農薬の飛散を避けるための山の斜面での栽培など、契約農家の教育や指導を行ってきたことで、安心安全な羅漢果の栽培が実現しています。

一般的な平地の農園とは隔絶された奥まった山の斜面を選び、栽培される羅漢果。

日常的にこの急な斜面で農作業を行なっている地元の農家さんは、何食わぬ足取りでスタスタ登っていいきますが、我々は滑り落ちないようにするのがやっとです。

さながら登山のような気持ちで、何とか先導する農家さんについて農園を登っていきました。

羅漢果の甘味の元となる、モグロシド類は、抗酸化活性を持っていることが特徴です。

斜面での栽培によって、太陽をたくさん受けた羅漢果は、その紫外線に打ち勝つために果実の中に様々なファイトケミカルを生成します。

斜面での栽培にこだわることにより、羅漢果の力が高まるだけでなく、素材の安心安全にも繋がっていることがよく分かりました。

農薬を極力使わない栽培に拘った農園は、下草も豊かに覆い茂り、とても心地よい場所でした。

農園視察の後、地元の羅漢果栽培名人が営む乾燥羅漢果製造工場の見学に寄りました。

そこでは、私たち取材班をもてなそうと、とっておきの農村ご飯が待っていました。

畑で放し飼いにしている元気な鶏を使った鶏出汁のスープや無農薬で栽培しているという野菜や豊かな川で獲れた川魚を使った、テーブルに乗り切らないほどの料理を頂きました。

力のある元気な食材をふんだんに使った多様な料理は、塩や発酵調味料と複雑なスパイスで味付けされており、とんでもなく美味!そして、腸内環境にもとても良さそうなヘルシー家庭料理でした。

こうして私たちが歓待頂けるのも、これまでこの地域に貢献してこられた企業の理念や努力があるからこそだと、心とお腹を満たしながら体感しました。

人の健康を考えたヘルスケアプロダクトが、もし、地域や環境に負担をかけているとしたらは、それは未来に持続不可能かも知れません。

地域が元気になり、環境に優しく、人の健康にも寄与するプラネタリーヘルスなプロダクトが、ヘルスケア業界の当たり前になれば世界はより良い方に変わっていくと思うのです。