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マツココ第3Q、4つの重点戦略に注力し増収増益

株式会社マツキヨココカラ&カンパニーが2024年3月期第3Qの決算を発表した。売上高7703億3300万円(前年同期比7.8%増)、営業利益587億4800万円(21.5%増)、経常利益623億9800万円(20.4%増)、親会社に帰属する当期利益422億9400万円(31.1%増)と増収増益だった。



同社グループは重点戦略を国内とグローバルに分けて設定し、国内戦略として「お客様のライフステージに応じた価値提供」を戦略テーマに3つの重点戦略、1.利便性の追求-お客様との繋がりの深化、 2.独自性の追求-体験やサービス提供の新化、3.専門性の追求-トータルケアの進化と、グローバル戦略として 「アジア市場での更なるプレゼンス向上」を戦略テーマに4.グローバル事業の更なる拡大を重点戦略として設定し取組んできた。

PB(プライベートブランド)商品は、パーソナライズを基軸にした新発想のヘアケアブランド 「MQURE(エムキュア)」の販売を開始するとともに、順次新商品の展開を進めている。また、自社オンラインストアの店舗配送サービス「マツキヨココカラ Q(キュー)」が本稼働するとともに、2023年6月よりマツモトキヨシグループとココカラファイングループのポイントサービス機能を統合し、1枚のカードで両グループ店舗のポイント付与及び使用が相互で利用できるようにすることにより、ユーザーの利便性の向上を図っている。経営統合によるシナジー実現に向けた取組みについても、引き続き計画通り順調に進捗しているという。

2023年12月末現在における同社グループの顧客接点数は、1億4,493万となり、国内店舗数は3,440店舗(うち調剤薬局数960店舗、健康サポート薬局数137店舗)となった。同社は今後も4つの重点戦略を実行することで収益改善を図る構え。