ヘルスケア情報サイト「Hoitto! ヘルスケアビジネス」(ヘルスケアワークスデザイン株式会社)

湧永製薬、痔疾用薬「レックS注入軟膏」新発売

湧永製薬株式会社が、痔疾用薬「レックS」シリーズから「レックS 注入軟膏」を新発売した。



「レックS」シリーズは炎症を抑える「ヒドロコルチゾン酢酸エステル」、痔の痛み・かゆみを鎮める「リドカイン」、皮膚の収れん・保護・止血作用がある「酸化亜鉛」、血行促進作用がある「トコフェロール酢酸エステル」、傷の治りを早める「アルクロキサ」等を配合し、痔の症状である痛み、出血、はれ、かゆみの緩和を特徴としている。

新発売の「レックS 注入軟膏」は、かゆみを抑えるl-メントールも追加するとと共に、肛門の内側の痔には注入し、肛門の外側・肛門付近の痔には塗布するという2通りの使用方法を選ぶことが可能となる。1回使い切りであることから患部や薬剤に直接手を触れず衛生的にご使用頂け、個別包装されていることから、坐剤のように温度管理に気を遣うことなく携帯に便利。

同社は「坐剤・軟膏と痔の症状に対応できるよう製品を展開しておりましたレックSシリーズに同品が新たに加えることにより同カテゴリーの拡充を図ります」と表明。2021年以降、痔疾患用薬は約90億の市場規模であり、2016年に80億円まで縮小傾向が続いたものの、2020年からのコロナ禍に伴う外出機会の減少やテレワークの推進による運動不足、長時間着座をする人が増えたことにより結果として症状に悩む人が増加傾向となった。コロナ禍収束後も、テレワークがある程度定着していることにより、今後も緩やかに市場の拡大が予想されているという。※「日本人の3人に1人は痔主といわれていることから、今後も痔の様々な症状で困られているお客さまのニーズを捉え、高品質かつ安心してご利用いただける製品を提供し、皆様の健康に貢献して参ります」と話す。

(※富士経済2022より)