
摩耶堂製薬が9月29日、男性の健康に関する悩みを無料で相談できる「健康相談 摩耶堂薬舗(SINCE 1935)」を開設した。男性薬剤師が電話で1対1の相談に応じ、対面では話しにくい悩みも安心して打ち明けられる環境を整えた。創業から約90年にわたり和漢薬・生薬製剤を手掛けてきた同社が、医薬品の提供に加え、生活者との新しい接点づくりに挑む。
年齢を重ねるにつれて感じる体力や気力の低下、精力の衰えなどの変化。男性更年期に関わる症状を含め、こうした健康上の悩みは、身近な人にも相談しにくい場合がある。
「病院に行くほどではない」「年齢のせいだから仕方がない」「家族に心配をかけたくない」。そんな思いから、誰にも相談せず不調を抱えている人もいる。
摩耶堂製薬が新たに開設した「健康相談 摩耶堂薬舗」は、こうした男性が相談に踏み出しやすい環境づくりを目指すものだ。
コンセプトは「誰にも言えない悩み・誰に相談したらいいのかわからない悩みを、誰にも会わずに相談できる」。
相談には、男性の健康問題に関する知識を持つ薬剤師が対応する。薬剤師は個室で電話を受け、相談者と1対1で向き合う。事前予約は不要で、相談料・通話料はいずれも無料。対面での相談にも対応する。
同社の専用サイトでは、相談だけの利用も可能で、商品の購入は必要ないと案内している。
摩耶堂製薬は1935年に神戸で創業。和漢薬・生薬製剤を中心とした医薬品の開発・製造・販売に取り組み、2015年にはロート製薬グループに加わった。
同社が創業以来、大切にしてきたというのが、まず生活者の困りごとに耳を傾ける姿勢だ。
今回の相談窓口には、その原点を現代の生活環境に合わせて生かそうという狙いがある。
電話という身近な手段を使い、顔を合わせなくても専門家に相談できる環境を整える。医薬品を販売するだけでなく、生活者の悩みを聞くところから関係を築いていく取り組みだ。
相談者には、症状や体質に応じた情報提供を行うほか、希望に応じて同社の第1類医薬品「金蛇精(糖衣錠)」のトライアル商品を案内する。
同商品は36錠入りのパウチ包装で、男性更年期障害とその随伴症状などを効能・効果とする医薬品。一般のドラッグストアやECサイトでは販売せず、電話相談を利用した人に限定して案内する。通常価格は税込3,300円で、初回購入者向けには税込2,640円の特別価格を設定している。
医薬品の情報がインターネット上にあふれる一方で、自分の症状を誰に相談すればよいのか、判断に迷う人もいる。
そうしたなか、摩耶堂製薬の取り組みは、医薬品メーカーが持つ専門知識を、生活者との直接的なコミュニケーションに生かす試みといえる。
相談しにくい悩みだからこそ、相談しやすい仕組みをつくる。そして、必要な情報や適切な対処につなげていく。
創業から約90年を経た摩耶堂製薬が、改めて「人の悩みを聞く」という原点に目を向けた。新たな相談窓口は、医薬品を届けるだけではない、メーカーと生活者との関係づくりに向けた一歩となる。
「健康相談 摩耶堂薬舗(SINCE 1935)」概要
所在地:兵庫県神戸市西区玉津町居住65番地の1
相談専用ダイヤル:0120-664-333
電話相談受付:火・水・木曜日の10時~13時、14時~17時(会社休日を除く)
相談料・通話料:無料
相談方法:電話・対面(事前予約不要)