2024年8月5日
富士経済が2023年のプロテイン市場の動向は発表した。プロテインは2015年からのタンパク補給ブームで市場は急拡大した。加えて、2020年のコロナ太り解消需要増加や、2021年のテレビ番組でのプロテイン特集を背景に、ダイエット目的の女性を始めとする新規ユーザーを獲得し、2021年に市場は1,000億円を突破した。
2022年以降は、ブームで獲得したライトユーザーの離脱がみられるものの、ライトユーザーがタンパク補給の重要性を感じてリピーターとなるケースや、プロテインバーやパウチプロテインゼリーなどのユーザーが、タンパク質を多く含みコスパも高くフレーバーなどの選択肢も広いプロテインにシフトするケースなどがみられる。需要は堅調に増えており、2023年の市場は前年比7.6%増となった。
2024年も、需要増加を受けて新規参入が続き、新商品の発売やプロモーションが強化されることにより、市場は2023年比8.6%増の1,292億円が見込まれる。