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幾つになってもおもちを食べたい!
アサヒグループ食品「スプーンで食べるおもち」新発売

日本人なら幾つになっても「おもちを食べたい」という欲求がある。しかし咀嚼・嚥下の能力が衰えた方にとってはリスクもあり、長らく家庭で不安なく食べられる「おもち」の開発が待たれていた。そうした中でアサヒグループ食品(川原浩社長)は、やわらか食のブランド「バランス献立」シリーズより、「スプーンで食べるおもち」「スプーンで食べるおもち よもぎ」を9月4日に全国発売する。発売前の卸各社の展示会でも好評を得ており、「食と健康」の新たなラインアップとして注目されている。

同社が実施した調査※1によれば、餅は「介護が必要になる前に食べていた食材の中で食べることが難しくなった(食べられなくなった)食材」のトップで、さらに「被介護者に餅を食べさせてあげたい」と思う介護者も84.1%いることがわかった。

しかし、かむ力や飲み込む力が弱くなる高齢者にとって、餅は喉に詰まったり、口内にはりついたりと不安が多い食材。そこで餅らしい風味を再現しながら、餅に対する不安点を解消するべたつきを抑えた食べやすい設計の餅を開発した。「介護者の負担軽減に加え、“食べさせてあげたい”という思い、被介護者の“食べる楽しさ”に貢献することを目指しました」(同社)という。

「スプーンで食べるおもち」2品は、餅の特性である伸びや付着性を抑えたなめらかでべたつかない餅風のやわらか食で、かむ力や飲み込む力が弱い高齢者でも食べやすいかたさに仕上げてある。餅が伸びないのでスプーンですくって食べることができる。素材は国産もち米粉を使用し餅らしい風味に仕上げ、食物繊維入りで体内環境にも配慮した。レトルトパウチタイプで調理の必要はなく、開けてそのまま食べられるのも特徴。

在宅介護高齢者の増加に伴い、介護食のニーズは高まっており、「やわらか食」の2022年市場規模は約32億円(前年比112%)※2と伸長している。在宅介護の推進や栄養バランスをサポートするメニューとして活用したいというニーズも高く、引き続き市場の拡大が見込まれている。

※1アサヒグループ食品調べ 2023年2月「同居・近居の介護が必要な家族がいる方へのアンケート調査」N=321
※2インテージSRI+ やわらか食市場 全業態 販売金額 2022年1月-2022年12月販売金額

【商品概要】▽商品名=「バランス献立スプーンで食べるおもち」「バランス献立スプーンで食べるおもち よもぎ」▽希望小売価格=160円(税別)/172円(税込)▽内容量=50g▽発売日=9月4日

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詳細はこちら→ https://hoitto-hc.com/5455/
(「スプーンで食べるおもち」が来場者の人気投票で第1位に選ばれました)