ヘルスケア情報サイト「Hoitto! ヘルスケアビジネス」(ヘルスケアワークスデザイン株式会社)

私が看護師を目指す理由
「看護学生もんちゃんの徒然日記」①

気持ちがあればどこまでもスキルアップできる

皆さんは、なぜ看護師になりたいと思うようになりましたか?

私が初めに看護師を意識したのは、母親に「看護師という職業が向いている」と言われたからです。母親曰くその理由は、「幼少期から観察力があったから」だそうです。

自ら看護師になりたいと思うようになったのは、中学生の時でした。

私の通う中学では、さまざまな職業に就く方からお話を聞く機会がありました。その一環で看護師の方のお話を伺い、その職能に圧倒されたことを覚えています。

その看護師の方は、一定の職務経験を積んでから、「がん看護の認定看護師」の資格を取得し、がん患者の方への看護にあたっていると仰っていました。

資格がある仕事の強みは、「助けたい・力になりたい」という気持ちがあれば、どこまでもスキルアップをはかれる点だと思います。またそのスキルアップが、対象者の人生に寄り添ったケアの選択を増やすことにつながり、より個別的な看護を提供することができるのだと知ったことが、あの頃の私が、看護師を目指した動機だったのだと、“今”は感じています。

意志だけでなく人柄や思考方法も問われる

え、今は?と思ったそこのあなた。そうです、看護学生1年目を終えた“今”、そのように感じるのですが、看護学校受験の面接対策をしていた高校3年生の頃は、志望理由をはっきりと表現することができませんでした。(受験期の私はそんな自分が恥ずかしく、心の中で志望理由を反芻して言い聞かせていました…)

看護学校の特徴として、入学試験に面接を課す学校が多いことが挙げられます。入学後、国家試験合格に向けて専門的な学習を行うからこそ、看護師になりたいという意志の強さを試されているのだと受験期は感じていました。

しかし入学後は、“なりたいという意志”以上に、“人柄や思考方法”を見るために面接を課す学校が多いのではないかと感じるようになりました。だからこそ、私のように「看護師になる動機がはっきりしないけど看護師を目指したい人」も、是非受験に挑戦してほしいと思うのです。

看護を学問と捉えれば見方は変わる!

看護学校では、看護師という職業の歴史や看護の理論の学習からスタートします。その結果、看護がただのケアの提供ではなく、理論に基づいた学問なのだと気づかされました。(当たり前のことのように聞こえるかも知れませんが、「学問」と捉えるだけで看護の見え方が180度変わります‼)

看護師になれるか不安な人、自分にその職業が向いているのかわからない人でも、一度学問としての看護に触れる事で、大きな学びを得ることができます。入学前の動機はきっかけに過ぎなくとも、入学後に看護のイメージが膨らむことで、その面白さ、奥深さを存分に感じられるようになります。

私自身、学生1年目を終えた現在、看護師としての働き方への興味が、どんどん増しています。

認定看護師になることを目指していた私ですが、保健師の説明に惹かれてしまったり、地域看護の深さに魅力を感じたり…大学1年は優柔不断を全力で発揮中です!

看護師としてのキャリアを積む上で、“興味がある!”という好奇心のみでも十分看護学校に入る動機になることを、今一度理解していただけると嬉しいです。

一番楽しく学べる大学を第一志望に

話を少し戻して、実際に大学受験時代の高校生活の話をしたいと思います。

看護学校の受験は、面接対策がある点、推薦合格者が多く出る点など、一般的な大学受験とは違う特徴が多く存在します。そのため、私は高校3年生になった段階で、簡単な”理想の看護師像“を確立し、受験対策を進めていきました。

入学後は土台となる基礎知識の習得が大変重要ですが、看護学校の受験も基礎力やそれを応用する力が重視されていると感じました。そのため、学習は積み重ねで勝負する姿勢、受験直前期に面接対策で焦らなくて済むような準備も必要になってきます。

一般受験の対策をする中で、周囲に推薦枠で入学する子が多くいたことから、焦りやストレスを感じることも少なくありませんでした。親からも推薦受験にするよう勧められ、口論になったことすらあります。(口論なんていうレベルではないくらいの…)

どこも同じに見える看護学校ですが、学び方の工夫は大学によってそれぞれです。一番看護が楽しく学習できると感じた点が、第一志望校の決め手でした。今は、その一番学びたいと感じた環境で学べていることが、看護師になるうえで何よりのモチベーションになっています。

大学生活を謳歌すべく必死に生きています!

看護学生は社会の一般的なイメージの通り、髪色は黒、女子が多い、実習がつらい、大学生活が全体的に忙しいなど、否めない点は多々あります。

で・す・が!!!みんな同じ境遇だからこそ乗り越えられるのも事実です!部活動に入ったおかげで医学部の方とも交流が生まれ、自分の価値観も広がりました。そんな普通の大学生風な生活も送れていることが、つらくても楽しめている理由です!

大好きな部活の先輩たち曰く、真面目に勉強しつつ、たまに羽目を外すのが楽しいのだとか…(笑)。医学生も大学生です。限度がある中でも、全力で大学生活を謳歌させようと必死に生きております!この投稿が、看護師を目指す高校生の希望となることを願っております。長々とお付き合いいただきありがとうございました!(もんちゃん)

(次回「看護学生もんちゃんの徒然日記」②は3月初旬に掲載予定です)