日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は4月12日(金)に都内で第190回定例合同記者会を開催。2023年度のドラッグストアにおける調剤額が1兆4,025億円(前年比9.5%増)となり、調剤医療総額に占めるシェアは17.8%(暫定値)となる予測を公表した。
ドラッグストアにおける調剤額は、「2023年度JACDS実態調査結果」を基に集計。対象はドラッグストア併設薬局のみ、JACDS会員企業であっても単独薬局は計上していない。非協会分を含む業界全体の併設薬局の推計値から抽出されている。
【調剤額】調査の結果、2023年度のドラッグストアにおける調剤額は1兆4,025億円となった。
これは2023年度のドラッグストア売上高9兆2,022億円の15.2%に当たり、「ヘルスケア・調剤」カテゴリー売上3兆657億円の45.7%に該当する。
【伸び率】前年比で9.5%伸長し、1,214億円増となった。2015年度の調査開始以来、毎年度10%程度の伸び率で成長している(2017年度除く)。また2015年度の売上7,158億円から約2倍の成長を遂げた(調査開始からの8年で1.96倍)。
【シェア】2023年度の調剤医療費総額は未公表のため、2022年度と同額と仮置きして計測した結果、調剤医療費総額に占めるシェアは暫定値で17.8%となった。