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森製紐、おねしょシーツのずれを防ぐ「シーツズレンジャー」発売

睡眠市場「睡眠の質」から「生活上の不便」解消へ



大阪のひも製品メーカー、森製紐(本社:大阪府大阪市)が9月3日、「秋の睡眠の日」に合わせておねしょシーツや防水シーツのずれを抑えるバンド「シーツズレンジャー」を発売した。睡眠の質を直接測定・改善する寝具や機器とは異なり、睡眠中に生じる「シーツがずれる」という生活上の不便に着目した商品で、睡眠市場が周辺生活用品へ広がる動きの一例といえる。

同社が2026年6月26日~7月5日に実施した「おねしょシーツ・防水シーツの利用実態調査」(有効回答59件)では、76.3%が「朝起きたときにシーツがずれていた経験がある」と回答。クリップやゴムバンドを使うなど、家庭ごとに自己流で対策している実態も明らかになった。

https://mori3.co.jp/info/onesho-survey2026-full.html

「シーツズレンジャー」は、ゴムバンドの両端に樹脂製クリップを取り付け、おねしょシーツや防水シーツを固定する仕組み。約85~160cmの範囲で長さを調節でき、2本セットで販売する。価格は1650円(税込)。

同社は、ひもやゴムひもなどを扱ってきた素材メーカーとしての技術を生かし、生活者が抱える身近な不便を商品開発につなげた。素材メーカーが従来のBtoB型の素材供給にとどまらず、生活課題を起点とした商品へ展開する点も特徴だ。

今回の商品は子育て家庭向けだが、「寝具のずれを防ぐ」という発想は、介護や在宅ケアなど、寝具の管理や交換が日常的に発生する場面への応用可能性も考えられる。睡眠市場では「睡眠の質」そのものだけでなく、睡眠を妨げる周辺の不便や家事負担をいかに減らすかという視点から、新たな商品・サービスが生まれる余地が広がっている。