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マツキヨココカラ 登販育成で城西大学と連携

 マツキヨココカラ&カンパニーは、城西国際大学との産学連携により医薬品登録販売者資格取得に向けた「医薬品登録販売者育成プログラム」を2024年2月より提供することを発表した。

登販受験のプロがeラーニングで講義実施

 文部科学省が実施する「令和4年度 成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」に、城西国際大学が「医薬品登録販売者育成プログラム」を申請・採択されたことを受け、医薬品登録販売者の育成分野でノウハウのあるマツキヨココカラ&カンパニーが協力し、産学連携の観点から「医薬品登録販売者育成プログラム」の開発・実施・支援を行っていく。

取り組み概要

 「医薬品登録販売者育成プログラム」の育成対象となる医薬品登録販売者は、一般用医薬品の多くを占める第二類および第三類医薬品を販売できる資格者。医薬品登録販売者がいれば、薬剤師による販売が義務付けられている要指導医薬品、第一類医薬品以外の一般用医薬品の販売が可能となるため、ドラッグストアを始めとした薬を取り扱う店舗の増加に寄与している。

 また、学歴、年齢、実務経験を問わず、誰でも医薬品登録販売者試験を受験できることから、専門性の高い仕事に就きたい人のキャリアアップを後押しする資格となっている。

 マツキヨココカラ&カンパニーと城西国際大学との産学連携により、医薬品販売のスペシャリストである医薬品登録販売者を育成し、この資格を活かした就業を希望する多くの人々への支援につながることを目指す。

プログラムの内容

 「令和4年度 成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」の一環として、医薬品登録販売者を目指す人への支援に取り組むため、社内で実施している医薬品登録販売者試験対策セミナーのメニューを基に、城西国際大学と研修の共同実施を進めていく。

 多くの人が受講できるよう研修コンテンツはeラーニングで提供し、その内容は医薬品登録販売者試験を知り尽くしたマツキヨココカラ&カンパニーのプロフェッショナル講師が、分かりやすく動画で講義を行うコンテンツになっている。
 また「医薬品登録販売者育成プログラム」の3つの柱として

①就業者も受講しやすく、確実な理解につながるe-ラーニングプログラム(20分程度の短時間動画による講義とライブ型の質問セッション)
②ロールプレイングによる医薬品販売実習

③医薬品登録販売者試験受験までのフォローアップ
 これらのプログラムを実施することで、受講の学びを止めず、確実な医薬品登録販売者育成につなげる。

 プログラムは2024年度の試験受験者に向けた提供を予定しており、2024年2月の開講を見込んでいる。

 マツキヨココカラの登販育成に薬業界からバックアップ

昨年4月発行の「医薬品登録販売者試験対策テキスト2023」

 今回の取り組みに際し、一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)および一般社団法人日本薬業研修センターに、受講者への広報活動等での協力体制が敷かれた。

 マツキヨココカラ&カンパニーは以前より、医薬品登録販売者の輩出のため、社内外で「医薬品登録販売者試験対策セミナー」を広く実施し、多くの医薬品登録販売者を目指す人をサポートしてきた。

 厚生労働省の「試験問題作成に関する手引き」に対応した試験対策テキスト「医薬品登録販売者試験対策テキスト」も毎年発行しており、有資格者育成のための手厚いバックアップを行っている。



【文部科学省の「リカレント教育推進事業」とは】


 「リカレント教育推進事業」とは成長分野に関する能力を身につけた即戦力人材を社会に輩出するため、大学等に対し、産業界や社会のニーズを満たすリカレント教育プログラム開発、実施に向け文部科学省が補助金の形で支援を行う事業のこと。

 今回採択されたプログラムは「「重要分野のプログラムの開発・実施(リテラシー又はリスキル)」という内容で、主に就業者・失業者・⾮正規雇用労働者を対象として、各業界と連携し就職・転職に必要な基礎的又は応用的な重要分野の能力を取得し、キャリアアップにつなげるプログラムとなっている。


【城西国際大学】
 「学問による人間形成」を建学の精神として1992年に創立。千葉県東金市と東京都千代田区にキャンパスを持ち、薬、看護、福祉総合、メディア、観光、経営情報、国際人文の7学部9学科と7研究科、留学生別科を擁する総合大学。学生数は約6,400名。城西大学とともに学校法人城西大学が運営する。