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地域創生医 桐村里紗のプラネタリーヘルス 第14回
食後高血糖のリスクと自然派甘味料「ラカントS」の提案


健康診断で「異常なし」というお墨付きをもらえば、生活習慣病のリスクはなし!?
多くの生活者はそう思っていますし、人間ドック学会の基準内であれば、医療従事者も特に注意はしません。
ところが、その基準の外で、20代の頃から動脈硬化が進行しているかも知れません。

リスクが高いのに、健康診断の基準では見逃されてしまうのが、「食後高血糖」です。
食後高血糖は、動脈硬化の高いリスクファクターとして注目されています。
健康診断では、糖尿病のスクリーニングのために「HbA1c」と「空腹時血糖」を測定しますが、食後高血糖を引っ掛けるには、残念ながら、全く意味がありません。
HbA1cと空腹時血糖が上昇し、糖尿病と診断される何十年も前から「食後高血糖」が起こっている可能性があります。
20代の頃から食後だけ血糖値が跳ね上がることは、稀ではありません。

「血糖値スパイク」と呼ばれる食後高血糖の急上昇。
砂糖やブドウ糖を含む甘味料や加工食品、スイーツ、パンやうどんなどの小麦製品などの糖質を多くとる人は、食後に血糖値が跳ね上がっている可能性があります。急上昇した血糖値を下げるため、今度は血糖値を下げるインスリンが過剰に分泌されると、低血糖を起こします。

よく、夕方近くに低血糖を起こす人は、要注意。
甘いものを補食して対策していると思いますが、逆に、前の食事で血糖値を上げすぎたために、反応性低血糖を起こしているのかも知れません。
症状としては、食後の眠気や倦怠感、場合によっては焦燥感やイライラ、動悸や息切れなどのパニック障害のような症状にもつながります。

糖尿病の指標HbA1cは、約1ヶ月の血糖値の平均値を現しています。
そのため、血糖値スパイクと同時に低血糖を起こしていると、高い値と低い値が平均化され、特に変動しません。

食後高血糖を検査するのであれば、1.5AGという指標を測定する必要があります。
食後高血糖が起こると尿に糖が排泄されるのですが、そうするとこの1.5AGという数値が低下します。1.5AGが低値であれば、食後高血糖ありと評価します。

この数値は、糖尿病と診断されなければ、保険診療で定期的に測定することができません。
一般的にはHbA1cを指標としますので、糖尿病専門医であっても、この数値を測定することは稀です。

分子栄養療法(オーソモレキュラー療法)を行なっているクリニックでは、初期の糖代謝の異常をスクリーニングするため、自費検査として1.5AGを測定しますので、気になる方はここを訪ねてみましょう。

ラカントSの工場をバックに、サラヤの村田雄二博士と(画像提供@Hoitto!)

甘いものを控えるのが一番ですが、なかなかやめられない人も多いと思います。
そこで提案したいのが、羅漢果由来の甘味料・ラカントSです。

前回の記事では、ラカントSの原料となる羅漢果の産地・桂林の農園をご紹介しました。
私たちは、ラカントSの工場を訪ねて、取締役グローバル生産本部天然素材研究所所長で、ラカントSの生みの親である村田雄司博士にもお話を伺いました。

サラヤ株式会社の全てのプロダクトは、「予防」という観点に基づいてつくられています。
戦後、感染症予防の観点から衛生用品の製造から始まったサラヤ株式会社ですが、その後の世界課題として、生活習慣病、特に糖尿病が課題となり、その予防として、必然的に天然素材由来の0カロリー甘味料の開発にチャレンジするに至ったそうです。

開発秘話は、こちらに詳しく。(https://hoitto-hc.com/8386/

砂糖の代わりに違和感なく使える天然素材由来の0カロリー甘味料「ラカントS」は、私たち医師も安心して患者さんにおすすめしています。

隠れたリスクを早くから予防するために、砂糖の代わりにラカントSを料理にも飲み物にも。
天然由来の甘味料は、赤ちゃんから高齢者まで安心してお使いいただけますよ。