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森永製菓、米使用のミルクアイスを開発

『食物アレルギー「だから」がない世界』の実現目指す

森永製菓(太田栄二郎社長)は、同社初となる「米」を使用した植物性ミルクアイス※1 を 2024 年 3 月に発売すると発表した。

同社グループは、2030 ビジョン『森永製菓グループは、2030 年にウェルネスカンパニーへ生まれ変わります。』を定め、「心・体・環境の健康」への価値創出を通じ、健康意識の高まりやサステナブルな社会の実現への貢献など、さまざまな課題への対応に取り組んでいる。その中で、昨今の環境への配慮や健康志向によるプラントベースフードへの関心の高まりや、食物アレルギーという課題に着目。日本人の最も身近な食材「米」を原材料とした『ライスミルク※1』を使用し、乳・卵・大豆などアレルギー物質 28 品目不使用※2 の、体や環境にやさしい、幅広い年代が楽しめるプラントベースアイスを開発することにした。

同社には米麹と酒かすといった米を原料にした甘酒製造で 50 年以上の歴史がある。「米」を使用した植物性ミルクアイスの開発は初の取り組みだが、甘酒製造で培った知見や製菓会社ならではの味づくりの技術などの強みを生かし、おいしさにこだわり開発を進めている。

※1 乳製品ではありません。
※2 表示が義務付けられている特定原材料(8品目)えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生と、表示が推奨されている特定原材料に準ずるもの(20 品目)アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチンを不使用です。特定原材料8 品目のうち、卵・乳・小麦を含む製品と共通の設備で製造します。特定原材料に準ずるもの 20 品目は、共通の設備での製造については把握しておりません。

■開発の経緯と商品開発担当者(マーケティング担当)の想い
「2030 年にウェルネスカンパニーへ生まれ変わる」ために、森永製菓では「心・体・環境の健康」という価値の創出に取り組んでいます。そこで、アレルギーの有無に関係なく、みんながおいしく楽しめるプラントベースアイスを開発したいと考えました。自身の子どもや親友の子どもが食物アレルギーを発症し、アレルギーの世界を実感したことも開発のきっかけのひとつです。
当社は、食物アレルギーの有無に関わらず、皆が食を楽しめる『食物アレルギー「だから」がない世界』の実現を目指しており、食物アレルギーに関する事業開発を担当するチームがあります。そこで、アレルギーチームや社内の様々な部門のメンバーの協力を得て、「森永植物性ミルクアイス」プロジェクトを今夏に立ち上げました。そして、よりお客様の心や体に寄り添ったアイスの実現のために、社外の方からのご意見も幅広く頂きながら、商品開発を進めたいと考えました。社外専門家や、当社ファンサイト「エンゼルプラス」で募集したアレルギー体質のお子様を持つご家族にも参加いただき、商品開発を進めています。日本人にとってなじみの深いお米で出来た『ライスミルク※1』を原料とすることで、大豆など特定原材料8品目以外のアレルギー物質も使わない※2、おいしいアイスの実現を目指します。心にも体にも環境にもやさしく、家族みんなで楽しめるおいしいアイスが完成間近です。

【ご参考】森永製菓グループについて
「森永製菓グループは、世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます。」というパーパスををすべての企業活動の拠り所とし、2030 年の目指す姿として 2030 ビジョン『森永製菓グループは、2030 年にウェルネスカンパニーへ生まれ変わります。』を定めた。“ウェルネス”を「いきいきとした心・体・環境を基盤として、豊かで輝く人生を追求・実現している状態」と定義し、顧客・従業員・社会の 3 つの価値提供先に、「心の健康「体の健康」「環境の健康」の 3 つの価値を創出することで、同社グループの持続的成長を実現するとしている。

■「森永植物性ミルクアイス」プロジェクトメンバーについて
管理栄養士で米粉のレシピ本を出版やレシピ開発で活躍されている中村りえさん、Instagram で 16 万人以上のフォロワーのいるインフルエンサーであり、米粉おやつ研究家として活躍されているねぎちゃんさん、そしてアレルギー体質のお子様を持つお父様、お母様。社内メンバーは、アイスのマーケティング担当をリーダーに、アレルギーチーム、研究所、新規事業開発部、デザイン担当、広告担当、広報担当などがプロジェクトに参加。