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あすか製薬HD、中間期決算は増収増益

11月6日にあすか製薬ホールディングスが2024年3月期第2四半期決算を発表した。



内科、産婦人科、泌尿器科の3分野に注力している医薬品事業は、毎年の薬価改定の影響を受けつつも全般的に堅調。製品別にみると、産婦人科領域において子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」が5,186百 万円(前年同期比14.6%増)と順調に伸長したほか、2022年6月から販売を開始した月経困難症治療剤「ドロエ チ」が2,909百万円(同127.4%増)と前年に続き大きく増加した。

さらに内科領域の主力品である甲状腺ホルモ ン製剤「チラーヂン」が4,000百万円(同2.0%増)、難吸収性リファマイシン系抗菌薬「リフキシマ」も2,997百万 円(同8.7%増)と着実に伸長。泌尿器科領域ではLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「リュープ ロレリン」が2,321百万円(同11.4%減)。これにより、セグメント売上高は28,404百万円(同5.8%増)、セグメント利益は3,658百万円(同16.5%増)となった。

動物用医薬品、飼料添加物等の製品を販売しているアニマルヘルス事業においては、畜産用薬品や飼料添加物を 中心に売上高は3,162百万円(前年同期比2.2%減)とほぼ前年並み。一方で、原材料等のコスト上昇 による影響を受け、セグメント利益は44百万円(同80.6%減)となった。