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食物アレルギーに関する出前授業
初の対面で実施

オタフクソース、ケンミン食品、永谷園、日本ハム、ハウス食品による「プロジェクトA」
~大阪府の小学5・6年生145名と保護者が参加

食物アレルギー配慮商品を持つ食品メーカー5社(オタフクソース、ケンミン食品、永谷園、日本ハム、ハウス食品 ※五十音順)からなる「プロジェクトA」(※1)は、2021年5月より小学校向けに無料で配布している副読本(※2)「知ろう!学ぼう!食物アレルギー~みんなでいっしょにおいしく食べよう~」を活用し、子どもたちに食物アレルギーに対する理解・関心を深めてもらう取り組みの一つとして、2021年よりオンラインで出前授業をおこなってきた。2023年度は、新型コロナウイルス感染症の法上の分類が5類に移行したことを受けオンラインと合わせて対面での出前授業の募集を開始。10月5日に初の対面授業を大阪府大東市立灰塚小学校で実施した。


(※1)オタフクソース、ケンミン食品、永谷園、日本ハム、ハウス食品 (※五十音順)の5社は、『食物アレルギーの有無に関わらず、みんなで食事をおいしく楽しめる社会の実現』に貢献することを活動理念とし、食物アレルギー配慮商品の普及やレシピの協同開発、啓発活動に取り組んでおり、この協同取り組みを「プロジェクトA」と名付け活動している。
(※2)副読本とは、小学校・中学校などの授業で使用される、文部科学省による検定に合格した「教科用図書(教科書)」を補完する図書。もしくは教科書がない教科の教科書の代わりとして使用される図書。


プロジェクトAが実施する小学校向け出前授業も今年で3年目。
初の対面授業はケンミン食品が担当

大いに盛り上がった、食物アレルギーについてのクイズの様子

出前授業は、食物アレルギーについて理解・関心を深めてもらうことを目的にプロジェクトAが作成し、全国の小学校向けに無料で配布している副読本を活用し、さらに食物アレルギーに配慮した商品を製造する食品メーカーならではの取り組みを盛りみ、児童が楽しく学べる授業を小学校5・6年生向けに実施している。2021年度は計4校、2022年度は計5校で実施し、これまでに2年間で延べ601名の児童が参加した。今回の授業は「ケンミン食品」が講師を担当し、小学5年生79名、小学6年生66名を対象に授業を実施。対面授業当日はオープンスクールであったことから保護者も参加している。


■出前授業内容 ≪2023年10月5日 大東市立灰塚小学校≫
・ケンミン食品の会社紹介
・副読本で学んだ内容に関するクイズと解説
・食品表示の工夫や見方を学習
・永谷園の食物アレルギー配慮商品の表示をみながら、表示に関するワークの実施
・ケンミン食品の商品や製造方法、質問が多かったビーフンやめんに関する説明
・児童からの質問に対する回答

■授業の様子・児童からの感想
副読本を活用したクイズとともに、プロジェクトA各社の食物アレルギー配慮商品への取り組みについて解説。また、楽しく学んでもらえるよう、食物アレルギーに関するクイズの出題や、いろいろな商品の表示を見てもらうワークを実施。児童らは「食物アレルギーや特定原材料などについていろいろと知ることができた」と話している。学校で事前に授業がされていたことで「授業で習ったことを詳しく説明してもらえて、わかりやすかったし、初めて知ったこともあって驚いた」「普段生活しているなかでアレルギーについて気にしたことがなかったけれど、食品表示の見方など授業で理解できて勉強になった」と、より食物アレルギーについて関心が深まった模様。

【児童からの質問への回答】
商品のパッケージに記載されている、食物アレルギーの表示について、真剣に話を聞く児童ら特定原材料についての説明は興味を持った児童が多く、事後のアンケートで「商品を買うときに見るようになった」と回答もみられた


■副読本制作・配布/オンライン出前授業お申込みについて
副読本の制作・配布とオンライン出前授業実施は、全教図に学校への窓口となる事務局を委託している。

●副読本・出前授業のお申し込みに関するお問い合わせ:全教図 副読本係
TEL:03-5974-6121 / FAX:03-3915-6564
E-mail:info@zenkyozu.co.jp(副読本) / demae@zenkyozu.co.jp(出前授業)

副読本『知ろう!学ぼう!食物アレルギー~みんなでいっしょにおいしく食べよう~』は、2021年5月に配布を開始し、2021年度、2022年度ともそれぞれ全国の500を越える小学校から応募があり、配布校数は延べ1042校となった。先生から「食物アレルギーの児童が年々増加している中で現場としてもありがたい」という声や、「授業で使いやすい教材がなかった」という声もあり、現場で抱える悩みの解決に寄与してきたという。保護者からも「食物アレルギーについて、より多くの人に理解してもらえることを期待している」などの反響があり、今年で3年目となる2023年度も、全国への無料配布を5月より開始した。


授業で使いやすい食物アレルギーの教材として、
副読本配布も3年目に

■対象
学習の理解度が高まる小学校5~6年生を主な対象とし、家庭科や保健、総合学習などの授業での活用を想定
しています。
■内容
“食物アレルギーとは何か”から始まり、一から食物アレルギーに対する理解を深めてもらえる構成になっています。食物アレルギー表示の事例や食物アレルギー配慮レシピなど、食品メーカーならではの情報を交え、身近でわかりやすい内容を目指しました。
■発行目的
食物アレルギーの症状は、大人よりも子どもにあらわれる傾向がある一方で、子どもの頃に食物アレルギーについて知る機会は多くありません。そのため、教育現場での情報発信により、子どものうちから食物アレルギーへの関心を持ってもらうことを目的としてこの副読本を発行しました。授業やその情報によって、食物アレルギーの有無に関わらず、食物アレルギーへの理解を深め、みんなで一緒に食事をおいしく楽しむために、自分でできることを考えて行動することに繋がるよう願っています。
■概要
監 修:今井 孝成(昭和大学医学部 小児科学講座 教授)
編集委員:曽我部 多美(前全国小学校家庭科教育研究会会長)
桂 恵美(東京都府中市立府中第一小学校養護教諭)
編集協力:長谷川 実穂(小児アレルギーエデュケーター 管理栄養士)
発 行:プロジェクトA(オタフクソース株式会社・ケンミン食品株式会社・
株式会社永谷園・日本ハム株式会社・ハウス食品株式会社)
制 作:株式会社全教図
小学校家庭科・健康教育・食育副読本


『知ろう!学ぼう!食物アレルギー~みんなでいっしょにおいしく食べよう~』

2023年度も、副読本『知ろう!学ぼう!食物アレルギー~みんなでいっしょにおいしく食べよう~』について、希望される小学校からのお申込みを受け付ける(お申込みいただいた小学校へ、出前授業もご案内)。食物アレルギーを学ぶ機会がない、小学生でも理解できる教材がないなどのお声をいただく中で、授業で食物アレルギーについて取り上げられる際におすすめ。希望の場合は必要部数を無料で配布する。