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新日本製薬の後藤孝洋社長CEOが2024年9月期第2四半期業績公表

FUN and HealthとWellness Foodシリーズが貢献しヘルスケア部門が48%アップ


新日本製薬の後藤孝洋代表取締役社長CEOは、2024年9月期第2四半期の決算概要について、売上高が前年同期比7.7%増収の196億5600万円、営業利益は14億6700万円から20億7600万円(同41.5%増)となったことを明らかにした。

増収・増益の要因は、化粧品のスキンケアブランドの『PERFECT ONE』が計画通りに伸び、特に『FOCUS』がドラッグストアルートでの販売が好調に推移し3.2%の増収となる一方、ヘルスケア部門のFUN and HealthとWellness Foodシリーズが大幅増収を継続し48%アップしている。

チャネル別の売上高では、通信販売が177億6000万円(前年同期比7.1%増)、卸販売18億1600万円(同33.2%増)、海外販売7億6000万円(74.7%減)で、特に卸販売ではドラッグストアにおける展開店舗が拡大し、2023年9月末に560店舗だったが、2024年5月末には900店舗を見込み、さらに3000店舗に増やす予定だ。

後藤社長はドラッグストア展開について、「ドラッグストアは2万店舗を超えているので伸び代だと認識している。現在はドラッグストアにおける商品展開をスタートし、検証している最中。取扱店舗を900から3000に広げていく中、いろいろと判断しながら進めたい」と語った。

同社は、海外販売の状況や国内市場のトレンドを踏まえ、化粧品部門のスキンケアシリーズの『FOCUS』とヘルスケア部門で『Fun and Health』シリーズのそれぞれの成長継続を見込み、2024年9月期の売上げは前年度同期比6.2%増の400億円を目指している。

ちなみに新日本製薬は、化粧品、健康食品、医薬品の企画、通信販売・卸販売に取り組むヘルスケア企業。1992年3月に生活用品の企画・販売会社として創業した株式会社日本リビングが前身。継続的な新規顧客獲得によって蓄積した約630万人の顧客データベースを活用し、ミドル・シニア市場世代を中心にマーケティング活動を展開。2016年6月にマザーズに上場。現在はプライム市場に上場中。