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「働く世代の漢方活用」調査を公開/クラシエ薬品

我慢しがちなビジネスパーソン

不調対処のタイミングは「悪化した時」  

 クラシエ薬品は、「働く世代の漢方活用」をテーマに行った実態調査の結果を公開した。 調査は、仕事や職場の中で感じる不調や、不調を感じた時の対処方法について、20代~60代の働く世代の男女を対象に行われた。調査の結果、不調理由で「肩こり」が最も多い回答となり、次いで「疲れやすさ」が上位に挙がった。

(Q1)

 毎日働く中で、座りすぎや立ちっぱなし、1日中画面を見なければならない等、職場で体の不調を感じる方も多い。医療用・一般用の漢方薬を提供するクラシエ薬品では、働く世代が仕事で感じる不調や対処法について調査を実施し、現代人が抱える悩みの現状を探った。

  まず、普段の労働状況における運動量を分類して調査したところ、「あまり体を動かさずに過ごすことが多い」(28.0%)、「どちらかといえば体を動かさないことが多い」(32.5%)、「屋内で体を動かすことが多い」(28.0%)、「屋外で体を動かすことが多い」(11.5%)の割合となった。(Q1)

 


働く世代の不調は「肩こり」が最多

 運動状況別に仕事や職場の中で感じる不調を尋ねたところ、全体では「肩こり」が最も多い回答となり、次いで「疲れやすさ」が上位となった。(Q2)

 職場で体を動かす機会の少ない人は、「肩こり」に加え「眼精疲労」も上位にランクインしていることから、一定時間同じ体勢でいることや、PCやタブレットの長時間の使用といったデスクワークによる不調が多い様子がうかがえる。

 一方、体を動かすことが多いと回答した人は、「疲れやすさ」に次いで、「腰痛」が上位となり、体への負担を感じていることが分かる。

 また、屋内では「むくみ」、屋外では「尿トラブル」がランクインしており、立っている時間が長い人や、業務中の移動が多い人ならではの不調を感じているようだ。

(Q2)

 不調に対し「特に対処しない」の回答も

 仕事や職場の中で不調を感じたときの対処法を尋ねたところ、「市販薬で対処する」に次いで、「特に対処はしない」との回答が多い結果となった。さまざまな不調を抱えている一方で症状を放置をしている人も多いことがわかる。(Q3)

(Q3)

 この結果は、”不調を感じた際に対処をするタイミング”でも同様の傾向にあり、最も回答の多い「症状が悪化したとき」にようやく不調への対処を始めている。次いで「仕事が落ち着いたとき」が続いており、職場で不調を感じてもすぐには休めないなど、働く世代の多くが不調を抱えながら仕事をしていることが分かった。(Q4)

Q4

調査概要

調査対象:全国の20代~60代の男女200名(有効回答数)

調査期間:2023年9月8日

調査方法:インターネットアンケート/クラシエ調べ(クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査)