ヘルスケア情報サイト「Hoitto! ヘルスケアビジネス」(ヘルスケアワークスデザイン株式会社)

記録的な暑さだった7月に売り上げが伸びたカテゴリは?

ビッグデータプラットフォームを運営する株式会社True Data(トゥルーデータ)が、同社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2023年7月の売り上げ伸長カテゴリを発表しました。当月「UVケア・サンタン」の売り上げが大きく伸長し、ドラッグストアでは前年同月比36.7%増加、食品スーパーマーケットでは同32.2%増加しました。本年7月は記録的な暑さだったことや、新型コロナウイルス感染症が「5類」に移行し、外出機会が増えたことが要因と考えられます。他にもドラッグストアでは、「熱冷却用品・用具」(冷却シート、冷却ミストなど)「制汗防臭剤」などが酷暑の影響により売り上げを伸ばしました。


■記録的な暑さだった2023年7月のポイント


日焼け対策から「UVケア・サンタン」の売り上げが3割強増加
熱中症対策需要の高まりから「熱冷却用品・用具」の売り上げが3割強伸長
「衣料用処理剤・香りづけ」「制汗防臭剤」など汗のニオイ対策商品が好調


ドラッグストアでは、「UVケア・サンタン」の売り上げが前年同月比36.7%増加しました。「UVケア・サンタン」は食品スーパーマーケットでも前年同月比32.2%増加し、伸び率ランキング2位に入りました。外出機会が増えたことにより日焼け対策商品の需要が高まったと考えられます。ドラッグストアでは、日差しを浴びた肌の手入れにも使われる「パック」の売り上げも同23.8%増加し5位にランクインしました。熱中症対策を意識する消費者も増え、ドラッグストアで冷却シート、冷却ミストなどが含まれる「熱冷却用品・用具」の売り上げが33.2%増加しました。

食品スーパーマーケットで最も売り上げを伸ばしたのは、消臭スプレーや洗濯用消臭ビーズなどが含まれる「衣料用処理剤・香りづけ」で前年同月比38.0%増加しました。「衣料用処理剤・香りづけ」はドラッグストアでも同29.9%増加しています。酷暑により大量の汗をかくことも多かった7月は様々な商品で汗のニオイ対策を取り入れていたのかもしれません。食料品の分野では、健康への意識の高まりからか食品スーパーマーケットで「トマトジュース」の売り上げが前年同月比27.5%増加し、3位にランクインしました。



〈2023年7月の集計データについて〉
カテゴリ別伸び率ランキング…生鮮・惣菜カテゴリ及び、カテゴリ名の冒頭に「その他」を含むものを除外し、1店舗あたり200個以上売れているカテゴリを集計
数値…小数点以下第二位を四捨五入  
データ集計期間…2023年7月1日~7月31日
データ抽出日…2023年8月21日

データ出典:True Data
全国ドラッグストア、食品スーパーマーケットのPOSデータをもとに統計化した購買データで集計しています。データには店舗・個人を特定する情報は含まれていません。