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イオンウエルシア九州、第1号店を福岡県大野城市にオープン

イオンウエルシア九州が、2023年4月6日に第1号店の「ウエルシアプラス大野城若草店」を福岡県大野城市 にオープンした。同店は、2022年9月に設立したイオンウエルシア九州 の第1号店で、地域住民のWell-beingの実現を手伝い、地域の健康ステーションを目指す新しいスタイルの店舗として、調剤併設型ドラッグストアと生鮮 食品・弁当・惣菜まで揃えたスーパーマーケットが融合した店舗。

ウエルシアプラス大野城若草店
〒816-0971
福岡県大野城市牛頸4丁目12-22



イオン九州・柴田社長(左)とウエルシアHD・松本社長(2022年9月1日記者会見にて)

イオンウエルシア九州は、出資比率はイオン九州51%、ウエルシアHD 49%、本部は福岡市博多区に置く合弁会社だ。ウエルシアの併設調剤を含めたドラッグストア運営の知見と、イオン九州の生鮮・日配を含むSM運営の知見の融合による新業態を開発し、九州一円に店舗網を広げていく方針。

新業態は「Well–being」をキーワードに「ハーフマイル」「ワンストップ」「ショートタイム」を提供し、毎日立ち寄る「かかりつけの店」を目指す。4月21日にはその雛形となる「ウエルシア熊本麻生田店」を開設。ウエルシアの調剤併設350坪店舗にイオン九州がコンセとして入店し、生鮮・日配を含む食品強化型の売場づくりをおこなってきた。

九州地方はコスモス薬品などの食品強化型のドラッグストアが存在するが、郊外で調剤を標準装備する同業態は少なく、「これまでのドラッグストアとは全く違う業態ができる」(イオン九州・柴田社長)と、その優位性を指摘。

新業態となる食品強化型のドラッグストアを、福岡県内に先行出店し、順次九州全域に広げていく方向性で、今回の出展が1店舗目となった。2030年までに200店、事業規模1800億円を目標に掲げている。物件は郊外大型店に照準を絞り、都市型店舗等の開発はウエルシア単独でおこなうことを想定している。