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スーパーで1回の平均購入額が夏以降“51円”UP

東芝データが、東芝グループの電子レシートサービス「スマートレシート® 」の会員、約100万人のレシートデータから得られる購買データを統計化し、実購買から見る生活者の行動変容を可視化している。今回、同社の調査で、急激な円安などの影響を受け1回あたりの平均購入金額の上昇が見受けられた。本格的に価格高騰が食品などに反映され始めた2022年6月と同年10月を比較すると、買い上げ点数に大きな差はないが購入単価が約2%程増加していることも見てとれる。このことから、値上げの影響で平均購入金額が増加傾向であると考えられる。



【調査サマリー】
購入金額・単価・点数からみる:前年同月差で平均単価、購入金額上昇。値上げ影響みられる
買い上げ点数からみる:価格高騰による買い控え、商品厳選傾向へ
購入合計金額からみる:今年10月は前年差、平均購入金額92円上昇
買い物時間からみる(コロナ前後比較):買い物時間が夜型から昼型へシフト


100万人のレシートデータで見る買い物動向の変化 ―1回あたりの平均購入金額・単価・点数―


2021年と比較すると2022年の平均購入金額・購入単価が全体的に増加
10月は前年同月より、1回あたりの平均購入金額92円上昇



データの抽出条件
対象期間:2021年5月~2022年10月
対象店舗:2021年5月と2022年10月の両方に「スマートレシート®」で売上実績があるスーパー


100万人のレシートデータで見る買い物動向の変化 ―1回あたりの平均買上点数―


①買い上げ点数 前年比較
1回における買い物点数が減少し、価格高騰による買い控え・厳選傾向に


②買い上げ点数 前月比較
前月比較だと買い上げ点数自体に大きな変化は見受けられない



100万人のレシートデータで見る買い物動向の変化 ―1回あたりの平均購入金額―


③購入金額 前年比較
全体の平均購入金額が増え、値上げ影響が反映



④購入金額 前月比較
前月比較でも微増しており、重なる値上げが一段と重荷に


100万人のレシートデータで見る買い物動向の変化 ―買い物時間帯分布―


⑤買い物時間帯比較
【特別編 コロナ比較】買い物時間が夜型から昼型へシフト!



⑥買い物ピーク時間帯比較
【特別編 コロナ比較】夕方のピーク帯が40代女性は1時間早まり、対照的に50代女性は1時間後ろ倒しになる傾向に



データの抽出条件(①~④)
対象期間:2021年10月/2022年9月/2022年10月
対象店舗: 2021年10月と2022年10月の両方に「スマートレシート®」で売上実績があるスーパー
対象会員:対象期間の各月それぞれで1回以上対象店舗の買上データがある方

データの抽出条件(⑤~⑥)
対象期間:2019年10月/2022年10月
対象店舗:2019年10月と2022年10月の両方に「スマートレシート®」で売上実績があるスーパー
対象会員:対象期間の各月それぞれで1回以上対象店舗の買上データがある方