「食と健康アワード2023」大賞 受賞インタビュー
キリンホールディングス株式会社 ヘルスサイエンス事業部 マーケティンググループ 脇本 士朗氏
――「食と健康アワード2023」大賞受賞おめでとうございます。
この度は「食と健康アワード2023」大賞を受賞し大変嬉しく感じております。受賞した際はグループ全体で喜びを分かち合いました。今回のアワードは、お客様(一般来場者)からの投票結果も反映されているため、非常に手ごたえを感じています。
「プラズマ乳酸菌」の目指すところは、〝「免疫ケア」を習慣化〟していく、それを当たり前の世の中にしていくということです。ですから大賞受賞を通じ「免疫ケア」が行える商品を、お客様に知っていただけたという実感がこみ上げています。
また、キリングループのファンケルさんも受賞されたということでダブル受賞となり、最高の喜びを感じています。
――「プラズマ乳酸菌」の歩みについて
「プラズマ乳酸菌」はキリンの35年に及ぶ免疫研究から生まれた素材です。機能性表示食品の届け出受理を受けて、「免疫ケア」の浸透が加速度的に進みました。
機能性表示食品としての導入当初から、期待の商品・素材として評価をいただきました。
ドラッグストアに限らず、ヘルスケア市場には「免疫を想起させる」商品があります。これは食品にだけにとどまらず、例えば、睡眠や運動から免疫につなげるようなサービスや雑貨もありますよね。ただ課題として、薬機法など規制のハードルがあり、それをはっきりと示すことが難しかった。
そんな中、キリンが「健康な人の免疫機能の維持に役立つ」と明確にうたえる機能性表示食品を発売したことで、「店頭ではっきりと〝免疫〟を訴求できるようになった」とドラッグストア業界さんから喜ばれました。
ドラッグストア業界さんにとっては、今後予防の領域が盛んになっていくと思われますので、病気になる前の健康維持に役立つ良い商品として評価をいただいています。このドラッグストア業界さんの賛同はキリンにとってとても嬉しく感じていますし、やりがいになります。
――「食と健康」市場につきまして
「食と健康」に関わる免疫市場についてお話させていただきます。
日本の免疫市場は海外と比べると小さく、特に米国や中国と比較するとマーケットの規模に大きな差があります。その米国や中国でさえも「免疫市場はまだ伸びる」と言われており、これは日本にとって大きな伸びしろだとみています。我々も、日本の免疫市場に対して期待をしていますし、「プラズマ乳酸菌」でマーケットをけん引したいと思っています。
先般、キリンHDは豪州最大の健康食品メーカーであるブラックモアズ社をグループ化すると発表しました。これは、我々が日本国内だけにとどまらず、海外を視野に入れた健康事業を行っていく姿勢に他なりません。
――今後の施策、プロモーションにつきまして
キリンの調査では、「プラズマ乳酸菌」の認知は上昇し続けています。認知率をさらに高めていくと同時に、継続してもらう、すなわち〝免疫ケアの習慣化〟です。
5月より官民連携で免疫ケアを啓発する「元気な免疫プロジェクト」を開始しました。免疫ケアの習慣化を根付かせていこう、いうプロジェクト開始のタイミングで「食と健康」ゾーンにてお披露目できたのは、大変うれしいことでした。お客様も「飲んだことがある」「試してみたい」と言ってくださる方が多く、免疫ケアを続けることに前向きな意向が集まったことは自信につながりましたね。
ドラッグストアショーでは新規のお客様に「プラズマ乳酸菌」を知っていただくと同時に、免疫ケアの習慣化を啓発する「元気な免疫プロジェクト」のアピールにもつながりました。その中でも「食と健康アワード」大賞受賞は最良のタイミングだったと感じています。
――ありがとうございました。