「ヘルス」「ベビー」「シニア」「コンフォート」といったカテゴリー分類で、生活者のウェルネスライフをサポートする情報と商品群を提案する「ウエルネスフェスタ」。今年は7月9〜10日の日程で催され、2日間を通した来場者数は1480人(前年比16.8%増、192人増)を集めた。本稿では、同フェスタで人気の高かった商品の紹介とともに、来場者アンケートの結果を報告する。
(ご参考@Hoitto!「ピップウエルネスフェスタ2025/健康の概念&DgSの売場をUP DATE!」:https://hoitto-hc.com/19078/)
新商品人気投票の結果は下の表の通り。各部門の1位は、ヘルスが「ミニアイスパックホワイト」(ピーコック魔法瓶工業)、ベビーが「ごろっとお魚シリーズ」(ビリーブ)、シニアが「まんぷく日和シリーズ」(アサヒグループ食品)、コンフォートが「h&s for menゴールド2in1シャンプーオールドスパイス ピュアスポーツ」(P&Gジャパン)となっている。
Hoitto!編集部が特に注目したのは「シニア」ゾーン。同カテゴリー新商品人気No.1だったアサヒグループ食品の「まんぷく日和」は、従来の「バランス献立」シリーズを刷新した新ブランド。機能よりも食の楽しみを全面に出したデザインに変更することで、「おいしい食事を与えたい」という介護者の購買だけでなく、アクティブシニア本人の購買も喚起している。
同じく、ユニ・チャームの新商品「ライフリー 下着感覚のPremium」は、排尿に難があっても歩行を楽しみたい層の“初めての”紙パンツとして提案。その隣の新商品「ライフリー 薄型軽快パンツオーガニックコットンタッチ」は、肌への安心を重視した設計によって、ワンランク上のシニアライフを提案した商品となる。
上記アイテムはいずれも、高齢化の進行で要介護者とともに増えていく健康なシニア、いわゆる「アクティブシニア」も対象にした商品。食や排尿の不具合があっても、その他機能に問題がなく自立した生活を望む層も念頭に入れて、これら商品を軸にシニアの売場を再構築する余地はある。
このほか、Hoitto!の注目商品を画像で紹介する(順不同)。
来場者アンケートでは、「大変良かった」「良かった」を合わせ99%が満足の意向を示した。来場目的のトップは「商品発掘」で、以下「市場動向の把握」「担当者・メーカーとのコミュニケーション強化」「マーケティング情報の収集」が続いた。
「今後強化したいカテゴリーは何か」への回答は、「衛生用品」「介護用品」「健康食品」「アクティブシニア向け商品」など。また、「今回の展示以外で興味のあるテーマは何か」の問いでは、「PB、SBの拡充や強化」「シニア関連の強化・拡大」「人口減少に向けての対策(Z世代・在日外国人向けの提案)「デジタル販促の活用・強化」などとなっている。
(ご参考@Hoitto!「ピップウエルネスフェスタ2025/健康の概念&DgSの売場をUP DATE!」:https://hoitto-hc.com/19078/)