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富士薬品が研究拠点を新設

第一研究所を移転、ヘルスイノベーション実現を目指す

医薬品の研究開発から製造・販売までをおこなう複合型医薬品企業の富士薬品(高柳昌幸社長)は10月1日、湘南ヘルスイノベーションパーク(神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地1)に研究拠点を新設し、化学合成の研究をおこなう第一研究所を移転した。1991年に設立した富士薬品の第一研究所では、主に創薬に向けた化学合成の研究を行ってきた。昨今、施設の周辺環境の変化や、オープンイノベーションへの注目の高まりを受け、より研究開発に適した環境への移転を検討し、ライフサイエンス業界に精通した研究者たちのコミュニティや独自の文化を持つ湘南ヘルスイノベーションパークに移転する運びとなった。


移転先住所

株式会社富士薬品 第一研究所
〒251-0012 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地1 湘南ヘルスイノベーションパーク
HP:https://www.shonan-ipark.com/


富士薬品の医薬品研究事業について

OTC医薬品(一般用医薬品)の製造・販売で蓄積した知見をベースに、1991年から医療用医薬品の研究開発を開始。第一研究所では、創薬に必要となる新規化合物の合成研究や、開発候補化合物のプロセス研究をおこない、第二研究所では自社新薬の探索研究と非臨床試験(薬理、安全性、薬物動態など)および原薬の品質評価、製剤化検討をおこなっている。

事業開始以来、医療用新薬の開発に経営資源を投入することで短期間に成果を生み出してきた。2006年には腎機能検査用薬「イヌリード®注」、2007年には一般医療機器・皮膚バリア粘着シート「エフシート®」、2013年には痛風・高尿酸血症治療剤「トピロリック®錠」の発売を開始。これに続く自社創製新薬である痛風・高尿酸血症治療剤「ユリス®錠」の製造・販売を2020年5月より開始している。