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大阪・関西万博のプログラムにテラサイクルが参画

街中の施設等で回収されたプラスチック容器を
会場内のゴミ箱にリサイクル

テラサイクルジャパンはこのほど、大阪・関西万博会場での実装に向けて、社団法人2025年日本国際博覧会協会が実施する運営参加特別プログラム「Co-Design Challenge」に参加した。テラサイクルジャパンの選定事業のテーマは「これからのゴミ箱(資源回収箱)をデザインする」で、街中の施設等で回収されたプラスチック容器を会場内のゴミ箱にリサイクルする。

運営参加特別プログラム「 Co-Design Challenge」は、

1)万博を機会として、新しい「何か」をつくること
2)共創の 取組であること
3)デザイン視点で取り組むこと
4)大資本でなくても取り組めること、

ーーを特徴とした事業を実施している。テラサイクルの選定事業の具体的内容は以下の通り。

「Co-Design Challenge」選定委員会のEXPO共創プログラムディレクター齋藤 精一委員は、テラサイ クルジャパンの提案に対し、「万博後に街が変わった/分別方法が変わった、とい うことが重要な視点であると思っています。こちらの提案は、会期前から会場外において市民を巻き込 んだ取組を行い、リサイクル原料を使用しゴミ箱を製造する、というプロセスが魅力的でした」と評価している。

またテラサイクルジャパン代表のエリック・カワバタ氏は、「大阪・関西万博は、課題と解決策を共有するためのプラットフォームを提供する国際的な場となりま す。 このプログラムを通じて、プラスチック廃棄物の問題に取り組む必要性の認識を高め、皆が協力 することで、資源循環による廃棄物削減のモデルを構築できることを世界に示したいと思います。私た ちのプログラムでは、万博への参加という共通の目的のもとに、全国のコミュニティと力を合わせて使 い捨て容器を回収・リサイクルして、その原料からリサイクルを楽しく感じさせるようなゴミ回収・選別ス テーションをデザインする予定です 」と語っている。

この選定事業は今後、デザイン視点から大阪・関西万博で実装すべき未来社会の姿を検討した委員会「Expo Outcome Design Committee」のメンバーをアドバイザーとして開発を進め、大 阪・関西万博での実装を目指すとしている。(八島)