アルフレッサ株式会社(本社・東京都千代田区)が、動物用調剤薬局を運営する株式会社12薬局(本社・東京都世田谷区)、アニマルヘルスケア領域で事業を展開するanimo株式会社(本社・山梨県北杜市)との間で、次世代アニマルヘルスケア・プラットフォームの事業化に向けた基本合意書を締結した。3社の知見や機能を連携し、動物病院と飼い主をつなぐ新たな情報連携基盤の構築を目指す。

背景には、ペットの家族化や長寿化を受け、動物の継続的な健康管理や医療サービスへのニーズが高まっていることがある。一方、動物病院では診療に加え、院内調剤や医薬品の発注・在庫管理、飼い主への服薬説明など診療周辺業務の負担が課題となっている。
今回の取り組みでは、12薬局が提供するオンライン処方箋システムや調剤・配送サービスと、animoが持つ飼い主・獣医師向けプラットフォームや健康情報データ基盤の機能拡張・連携を検討する。アルフレッサは、医療機関の業務効率化に向けたサービス構築や医薬品流通の知見を生かし、事業企画・サービス開発を推進する。
飼い主にとっては、動物病院を受診した後、処方された医薬品の調剤・配送までをオンライン処方箋などでつなぐことで、薬を受け取るために改めて薬局へ足を運ぶ負担の軽減などが期待される。また、獣医師と飼い主の間で処方情報や健康情報を連携することで、ペットの健康状態や服薬に関する情報を継続的に把握できる環境の構築も目指す。
具体的には、オンライン処方箋などを活用した動物病院・飼い主向け調剤サービスのシステム開発や、システムを通じた情報連携基盤の構築、動物医療領域における新たな事業・サービスの開発について協議を進める。
3社は、動物病院の診療周辺業務の効率化と飼い主の受診後の薬の受け取りに関する負担軽減を図るとともに、獣医療リアルワールドデータの活用なども視野に、次世代のアニマルヘルスケアを支えるプラットフォームの事業化を目指す考えだ。