True Dataが、2026年5月の食品スーパーマーケット、ドラッグストアにおける売上伸長カテゴリを発表した。両業態で「トマトジュース」の売上金額、売上個数が前年同月比で大きく伸び、特に食品スーパーマーケットでは売上金額が前年同月比約4割増となった。

同社は、全国のドラッグストア、食品スーパーマーケットのPOS/ID-POSデータを基に統計化した購買データを集計している。今回の対象は2026年5月1日から31日まで。生鮮・惣菜カテゴリや、カテゴリ名の冒頭に「その他」を含むものを除き、1店舗当たり200個以上売れているカテゴリを対象にした。
同社のシニアマーケティングスペシャリストは、トマトジュースについて、価格は上昇しているものの、健康志向や美容意識の高まりが値上げの影響を上回り、継続的な購買につながっていると分析している。一方、食品スーパーで上位に入ったレギュラーコーヒーや日本茶は、売上金額が伸びた一方で、売上個数は微増または微減にとどまり、価格上昇に伴う買い控えの動きも見られた。
ドラッグストアでは、「虫よけ剤・虫よけ器」や「UVケア・サンタン」などの夏物商材が上位となり、売上金額、売上個数ともに大きく伸びた。前年5月は天候要因により需要の動き出しが鈍かった反動もあり、季節商材の伸びが目立った。
物価上昇が続く中でも、健康、美容、季節対策に関わる商品では、生活者の購買意欲が維持されている。ドラッグストアにとっては、価格訴求だけでなく、健康価値や季節需要をどう売り場で伝えるかが重要になっている。