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【レポート】アルフレッサ ヘルスケア主催「ライフサポートフェア2025」

ドラッグストアや薬局に向けて新商品が相次いでデビュー

 様々な企業が出展し、来場者に商品を訴求する商品提案会には、毎回新しい商品がデビューしているが、先ごろ開催されたアルフレッサ ヘルスケア主催の「ライフサポートフェア」には79社が参加し291アイテムのニューフェイスが登場。活発な商談会が繰り広げられていた。会場には、好評発売中の商品に加え4〜6月にかけて登場する予定の医薬品、健康食品、フード、日用品等々が出品され、ドラッグストアや調剤薬局食品店頭に順次デビューする。

4月から6月にかけて店頭に様々なニューフェイスが登場

 中間流通業として、コミュニティにおける健康創造拠点のドラッグストアや調剤主力型チェーン薬局、中小薬局に向けて、商品開発や販売ノウハウに加えて様々な利益商品を提供してきたアルフレッサ ヘルスケアの「ライフサポートフェア」。これまで医薬品、健康食品、食品、スキンケア、日用品などのカテゴリーからヒット商品が相次いで誕生し、販売店の経営を支えてきた。
 フェアで主催者が公表した新商品は、今年1月に8品目、2月は50品目、3月96品目、4月には23品目、5月1品目、6月2品目、未定や好評発売中の商品を含めて291アイテム。
 医薬品カテゴリーでは、3月3日に発売された寝る前の服用で寝ている間に有効成分が身体に浸透したまった疲れを回復する医薬品『チョコラBBナイトウエル』、ニキビ、肌荒れ『チョコラBBドリンクビットR』(共にエーザイ)、14日からは我が国初という充血除去成分(ブリモニジン酒石酸塩)を配合した“1滴で充血クリア”の点眼液『マイティアルミファイ』が発売され、4月からイメージキャラクターにモデルで女優の中条あやみさんを起用したCMを放映する予定だという。


 健康食品カテゴリーでは、2月24日から深い眠りやすっきりした目覚めを求めている人に開発された自然由来の石垣島ユーグレナを使用した健康食品『快眠ユーグレナ』(アリナミン製薬)、国内下着ブランドの『PEACH JOHN』とコラボした、お腹の脂肪を減らす機能性表示食品『ベアーズサプリ×PEACH JOHN』(エムズインク)、産婦人科医と共に考案された食べられないママのためのサプリ『ビーンスタークマム つわびー』(雪印ビーンスターク)、ビフィズス菌を増やすミルクオリゴ糖を配合したシロップタイプのサプリ『スッキリオリゴ』(森永乳業)、35種の国産野菜+1日不足分のビタミン配合食品、ゼリータイプのエネルギー食品など…。

国内下着ブランドの『PEACH JOHN』とコラボした、お腹の脂肪を減らす機能性表示食品『ベアーズサプリ』


 食品分野では、安曇野が水源の『赤ちゃんの天然水』、国産大麦100%の『1歳からのむぎ茶』『アクアライトWater』(共にアサヒグループ食品)、女性の生理と毎日を応援する『明治フェムニケアフード』(明治),日用品では『キンカン虫除けシール』(キンカン)、生きた乳酸菌を配合した歯磨き(わかもと製薬)、ネズミ対策製品シリーズ(SHIMADA)もあった。


 来場者で賑わう会場の一画では、16年連続青汁メーカー売上げ1位の山本漢方製薬の山本整社長がブースに立ち、来場者に紹介していたのが、初めてグミサプリ市場に参入し近く発売する予定の3品目(『1日分のビタミングミ』『ヒハツグミ』『大麦若葉グミ』(関連記事:https://hoitto-hc.com/18088/)。
 山本社長によれば、変化する健康ニーズに合わせてグローバルで毎年10%の販売増が見込まれるグミサプリ市場へ参入したもの。現在、工場内にグミサプリ専用設備を準備中で竣工次第に、ドラッグストアや薬局などにお目見えする。「ヒハツグミの成分の機能性に注目し研究を進め、機能性表示食品として申請する予定」とのことだ。
 血中総コレステロールやLDL(悪玉)コレステロールを低下させ、LDL(悪玉)コレステロール値とHDL(善玉)コレステロール値の比率改善、高めの血圧を下げることが報告されているキューバ産サトウキビ由来ポリコサノール配合の機能性表示食品『レイテルポリコサノール10』(関連記事:https://hoitto-hc.com/13684/)コーナーでは、発売元のレイデルジャパン代表のジョン・スージーさんが、機能や製品の特徴を詳述。来場者に自社商品の導入を呼びかけていた。

関心高かった老舗企業が発売中の歴史商品やハラール認証商品

 老舗企業が今もなお発売中の歴史ある商品(キンカン、浅田飴、キンチョール、薬用養命酒、龍角散、銀粒仁丹、イチジク浣腸、樋屋奇応丸特撰金粒)、ロングセラー商品として、オロナミンC、タイガーバーム、ヒストミンセキ止めシロップ、新今治水、グリーンマグマ、エビオス錠、ロイヒつぼ膏、ケロリンなど、懐かしい商品が掲出されていたほか、主催者のアルフレッサ ヘルスケアが展示したハラール認証商品コーナーも関心は高かった。
 ハラールとは、主にムスリム(イスラム教徒)がイスラム法で許可されている食品、行動、考え方を指すが、同コーナーに掲示にされた資料では、2022年のムスリム人口は約19億人、世界人口(80億人)の24分の1を占めるという。ムスリムの人口が多い国への輸出には、豚由来の原料やアルコールの不使用などを証明するハラール認証が推奨されている。
 アルフレッサ ヘルスケアでは、アピと提携し、「ハラール対応スペック・ハラール認証まで取得できるオリジナル健康食品の開発・製造まで可能」とアピールするとともに、『大麦若葉100%青汁』(山本漢方製薬)や『ラカント ホワイト』(サラヤ)等々、様々なムスリムフレンドリー商品やハラール認証商品が展示されるなど好評だった。

老舗企業が発売中の製品も紹介
好評だったハラール認証商品提案コーナー