レデイ薬局が10月1日に、松山大学キャンパス内に、四国初の無人決済店舗「chopitto (チョピット)松山大学店」をオープンした。カメラやセンサーがユーザーの動きと手に取った商品を認識するため、商品バーコードをスキャンすることなく買い物ができる。会員登録や専用アプリも不要だという。学生の授業前や休憩時間など限られた時間に、入店~退店まで最速20秒での買い物環境を提供し、時間節約ニーズに応える。遠隔での無人決済店舗のオペレーションを確立することで、商品補充時以外は原則無人での運用を行い、省人化を実現した。
レデイ薬局は昨年7月21日、学校法人松山大学と、双方が保有する知的・人的資源などを有機的に活用し、地域社会、教育および文化の発展に寄与することを目的として連携協定を締結している。
今回の無人店舗の運用を通じ、松山大学と共同で新たなストア・フォーマットとして確立させ、多様化するユーザーと地域のニーズに応えるとともに、将来的な人⼿不⾜に対応していく。今後は遠隔での無人決済店舗のオペレーションを確立することで、これまで利用ニーズがあったもののスペースの狭さや従業員確保の難しさなどを理由に出店ができなかった場所へ、無人店舗での出店を検討していく構え。
今回の「chopitto 松山大学店」は食料品中心の品揃えだが、将来的には遠隔での接客ツールを活用しカウンセリングが必要なカテゴリの無人販売も検討していく。