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【続報】JACDS塚本新会長「このメンバーならやり切れる」

DgSで働く者に夢を。個々の企業が尊敬される存在に 


既報の通り、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の新会長に塚本厚志氏(マツキヨココカラ&カンパニー副社長)が就任した。塚本新会長は「池野前会長をはじめ名だたる先輩方に対し恐れ多い人事」と謙遜する一方、「業界が尊敬される集団となり、ドラッグストアに関わるスタッフがこの業界で働いて良かったと思っていただけるよう誠心誠意努める」「(副会長以下)新メンバーの顔ぶれを見て、このメンバーならやり切れると思った』と意欲を見せた。以下に、塚本新会長の所信表明の要旨ならびに2024年の組織変更の内容と組織図を紹介する。


求められる機能はヘルスケアとメディケーション
(塚本新会長所信表明)

ーーJACDS が発足してから25年。その間、ドラッグストア業界の売上高は2兆6000億円から10兆円に届くまでに成長した。これはひとえに、何をさしおいても生活者の支持を第一に考え行動してきたJACDSの貢献は大きく、諸先輩方の御努力無くして今のドラッグストア業界の発展はないと考えている。

私たちはこれからも、生活者のそばに寄り添い、行政や関係団体と連携し、もっと世の中の役に立つよう進化していかねばならない。特に2025年には、75歳以上が4人に1人の超高齢社会となる。今後ドラッグストアに求められる機能は、ヘルスケアとメディケーションであり、われわれが真の健康生活拠点として生活者のお役に立つべき時代が到来する。

握手する新旧会長。池野前会長も「塚本氏は今後を託すに値する人物」と太鼓判

その上で、私をはじめ副会長、理事らが一丸となって、個々のドラッグストア企業が、その理念を果たせるような環境を作っていくことが極めて大事だと考えている。ドラッグストア業界に夢を持って加わり、熱意を持って働くスタッフが、『参加して良かった』と言っていただけるようにしたい。

新しい体制では、特に医薬品の販売に関わる制度に対して、私たちは生活者の代弁者として、しっかりと国に伝え、関連団体とより一層の連携を果たし、お客様のお役に立つ業界を目指す。それが結果的に、JACDSに所属する企業全てが、尊敬される存在になっていくと考えている。皆で力を合わせて、その実現に向け取り組みたいーー。


組織変更でロビー活動を強化
新設のガバメントリレーションズを森・横山の両氏担当

日本チェーンドラッグストア協会が12日に発表した2024年度組織変更は以下のとおり。(下に組織図)

1)事業目的達成に向け、政府や行政とのロビー活動を展開する「ガバメントリレーションズ」を新設し、森信副会長(ドラッグストアモリ会長)と、横山英昭副会長(コスモス薬品社長)がその担当となる。

2)指定委員会の「調剤報酬専門委員会」を常設の「調剤報酬委員会」とし、年々取扱高がまるJACDSの調剤事業分野で、現状分析を含め報酬体系のあり方を議論し内外に提言を図る。

3)「薬局機能向上委員会」を新設し、地域包括ケア連携等を踏まえた薬局の未来像を議論し、薬局および薬剤師の今後の活動を内外に提言する。

4)OTC医薬品の受診勧奨を推進する「学術研究委員会」と、「食と健康」分野で機能拡大を検討する「健活ステーション委員会」を発展的に統合し、「ドラッグストア機能向上委員会」とする。ドラッグストアとしての機能強化について議論し、既存の推進活動とともにドラッグストアの未来像を内外に示す。

【速報】JACDS第2章がスタート、新会長に塚本厚志氏(マツココ副社長) https://hoitto-hc.com/13254/