アルフレッサがやくばとと業務提携

医薬品卸のアルフレッサが、メドピアとの間で、3月22日付で公表した共同事業展開に関する検討を重ねた結果、メドピアが7月1日付で設立した完全子会社（やくばと）で開始する、医療機関 起点の薬局向け処方箋画像事前送信サービス「やくばと」の事業拡大に向けた取り組みを共同で行うことに合意した。なお、アルフレッサとメドピアは、やくばとの合弁会社化に向けた検討を継続していく。

アルフレッサは、今回の業務提携により、医療機関起点の薬局向け処方箋画像事前送信サービス 「やくばと」の営業支援を行う。「やくばと」は、メドピアの医療従事者・医療機関・薬局向けサービスの企画・運営ノウハウやデジタル技術と、アルフレッサの医療従事者・医療機関・薬局向けのリアルでの接点という、両社の強みを掛け合わせ、規制改革・データヘルス計画によって更に利便性が高まる可能性がある処方箋画像事前 送信による薬局予約サービスの普及を進めるべく、やくばとによって開始される事業。アルフレッサは、この取り組みを通じて、患者・薬局・医療機関への貢献を図るとともに、既存事業の営業力強化に資することを目的としている。

なお、やくばとを通じての処方箋受信を希望する薬局は、現時点で 5,000 を超える店舗数となっており、順次運用を開始するとともに、今後も導入店舗数の拡大を図っていく。また、サービス開始時点での導入医療機関として、下記の医療機関を含む4施設での先行導入が決定している。

やくばとは、薬局での待ち時間削減やかかりつけ化を推進するサービス。医療機関の協力の下、医療機関内で患者自身のスマートフォンを用いて処方箋画像事前送信を行うことを推奨することによって、従来から設置されている病院 FAX コーナーが果たしていた機能を、より簡便に使いやすい形で提供する。