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プリメディカとイーメディカルジャパン 戦略的パートナーシップ結ぶ

血液検査サービス×オンライン診療で脳/心筋梗塞リスクの早期フォロー

予防医療領域の検査サービスを展開するプリメディカは、慢性疾患に特化したオンライン診療サービスを提供するイーメディカルジャパンと、脳梗塞・心筋梗塞の予防促進をサポートする戦略的パートナーシップを締結した。

戦略パートナーシップのイメージ

 このほど締結されたパートナーシップは、動脈硬化の原因物質を測定し、将来の脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを評価するプリメディカの血液検査サービス「LOX-index(ロックス・インデックス)」と、イーメディカルジャパンが提供する慢性疾患特化型オンライン診療サービス「イーメディカル」を活用する。

 「ロックス・インデックス」の受検者のうち、動脈硬化リスクが高く、その主要因が高血圧・脂質異常症である人に対し、「イーメディカル」を通じて、検査後のフォローアップへつなげていく仕組みを構築する。
対象者は「イーメディカル」を利用することで、オンラインのみで高血圧・脂質異常症の治療を受けることができ、薬も自宅への配送で受け取ることが可能。
これまで生活習慣病リスクが高いと分かっていても、フォローアップの仕組みがなかったために放置してしまっていた人にとって、より始めやすく、続けやすい、早期の治療へとつなげることが可能となる。

 両社は、本取り組みを皮切りに、脳梗塞・心筋梗塞のリスクに対応することで、多くの利用者の健康寿命延伸を目指す取り組みを拡大していく方針。


■「ロックス・インデックス」

「ロックス・インデックス」検査は、脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを調べる血液検査。血液中で酸化した超悪玉コレステロール“酸化変性LDL(LAB)“と、それを血管の壁に取り込み動脈硬化を進ませる“LOX-1”というたんぱく質の2項目を測定し、将来の脳梗塞や心筋梗塞の発症危険度を評価する。
(サービスWebサイト https://lox-index.com/ )

「ロックス・インデックス」は2012年6月の販売を開始以降、受検者数・受検可能な医療施設数とも順調に増加しており、2024年4月末時点で累計受検者数は80万人を突破、導入施設数も2,600施設を超え、同様の疾患リスク検査としては国内トップクラスの規模にまで成長している。


■「イーメディカル」

2022年9月に開始した高血圧・脂質異常症をはじめとした慢性疾患に特化したオンライン診療サービスで、初診からオンラインでの診療によって「通院しない便利さ」と、専用アプリと家庭血圧計を使った継続的な治療サポートにより「いつも繋がり見守られる安心」を提供する。
(サービスWebサイト https://e-medicaljapan.co.jp/ )

 初診から通院不要で、ビデオ通話とチャット機能を通じ15分以内に完結。日本全国どこからでも利用可能でオンライン診療は6~23時(土日祝も含)から相談可。薬の処方は自宅へ配送される。
高血圧、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)、花粉症などの慢性疾患に対応しており、高血圧の治療においては、オムロンヘルスケア社の上腕式血圧計を無償貸与(12カ月継続利用で返却不要】。計測した血圧をBluetoothで専用アプリと連携し、日々の血圧計をモニタリングする。

料金体系は、基本利用料 月額1,980円(税込)に別途、診療・薬代(都度・保険適用)。3割負担の場合は、月額平均2,880円より。