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【ウエルシア】いなげやからウェルパークを譲り受け

イオングループ内でドラッグ事業の異動

イオングループのウエルシアホールディングスは、同じくイオングループのいなげやの連結子会社ウェルパークを譲り受け、ウエルシアホールディングスの完全子会社とする株式譲渡契約を締結した。株式譲渡契約はイオングループ内での子会社の異動(株式譲渡)として行われ、いなげやのドラッグストア事業を担ってきたウェルパークは、ドラッグストア事業を運営するウエルシアHDに集約される形となる。

 イオングループ内による株式譲渡は、ウエルシアHDがウェルパークの株式 16,000,000 株(84.21%)をいなげやから、3,000,000 株(15.79%)をイオンからそれぞれ取得し、ウエルシアHDの完全子会社とする。これによりウェルパークはいなげやの連結子会社から除外される。

ウェルパークの株式譲渡により、いなげやの2025年3月期第2四半期連結決算において当該売却益(関係会社株式売却益)として、約1,623百万円を特別利益として計上する見込み。

ウエルシアにドラッグ事業を集約し最適化図る

 ウェルパークは、ドラッグストアを関東(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)に合計140店舗(うち調剤併設店21店舗、調剤単独店7店舗)を幹線道路沿い、駅前、住宅街等の好立地に出店している。

 ウエルシアHDはウェルパークを子会社化することにより、店舗展開のドミナント化を強化し物流や販促の最適化を図る。これによりウェルパークはウエルシアHDのPBの導入や、ドラッグストア商品の調達・販促等の共同化で集客力や収益力の向上を目指していく。

いなげやは、ドラッグストア業界の環境変化を踏まえ、ウェルパークの企業価値とそこで働く従業員のモチベーションを最大化するためには、ウェルパークをいなげやの子会社としておくよりも、株式譲渡によってウェルパークをウエルシアHDの完全子会社とし、両社の経営資源の活用により、シナジーを発揮していくことが適切であると判断し、株式譲渡契約締結を決定した。
イオンも、ウエルシアHDといなげやの考えに賛同し、株式譲渡によりウエルシアHDの企業価値を向上させることが可能であると考え、保有するウェルパーク株式をウエルシアに譲渡した。

いなげやはU.S.M.Hの子会社に

なおいなげやは同日(4月18日付)で、同じくイオングループであるユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)との株式交換により、同社の完全子会社となる経営統合契約を結んだ。