「食と健康アワード2023」実行委員長賞 一般来場者来場者投票部門 受賞インタビュー
ファンケル株式会社 流通営業本部 流通第一営業部第二営業G 清水 紘子氏
ファンケルが発売する「コレステサポート」が、第23回JAPANドラッグストアショーで実施された「食と健康アワード2023」にて、 実行委員長賞 一般来場者来場者投票部門を受賞した。「コレステサポート」は「高めのLDL(悪玉)コレステロールを下げる」という表示が受理された機能性表示食品で、ここ数年で関連商品が増えた中で市場の牽引役となっている。〝一般来場者が投票する部門〟で受賞を果たしたことは、生活者が「コレステサポート」に寄せる期待と愛着の証明に他ならない。ファンケルが〝健康数値サポートシリーズの重要商品〟と位置付ける「コレステサポート」について、流通営業本部 流通第一営業部第二営業G 清水 紘子氏に受賞の喜びと注目のカテゴリー活性策を伺った。
――「食と健康アワード2023」の「一般来場者来場者投票部門 実行委員長賞」の受賞おめでとうございます。受賞をどのように受け止めていらっしゃいますか。
今回このような賞をいただくことができて、関係者一同本当にうれしく思っています。ありがとうございます。
「コレステサポート」は、2022年10月にリニューアル新発売され、ドラッグストアでの取り扱いがスタートした商品です。おかげ様で好調に推移しております。
ファンケルでは様々なサプリメントのご用意がございますが、特に「健康数値サポートシリーズ」が近年成長しており、「コレステサポート」はそのうちの重要な1品として育成に取り組んでいましたので、今回の受賞は自信につなげることができました。
――「コレステサポート」はどのような商品でしょうか
コレステロールの8割は体内で合成され、残り2割は食事から吸収されると言われています。そこで「コレステロールが体内でつくられるのを抑え、さらにコレステロールの排出を促す」Wアプローチにこだわり、2つの成分を厳選しました。
・体内で作られるコレステロールを抑える「紅麹ポリケチド」
・コレステロールを体外へ排出することを促す「リンゴ由来プロシアニジン」
研究員が最新の研究論文を500本以上読み漁り、確かな機能のある成分を見つけだしました。
そしてこの2つのはたらきで、「4週間目からLDLコレステロールをはじめ、4つのコレステロール数値を下げる」という、他にはないファンケル独自の商品をつくることができました。開発期間6年、臨床試験3回、苦労の連続の中でうまれた、渾身の自信作です。
――2022年10月から2023年3月までの売り上げで、前年同期比約300%を記録しています。好調の理由は。
ドラッグストアでは去年の秋から「コレステサポート」を導入していただき、この春に店舗展開が最大化しました。前年比で300%の売上達成を成したのはドラッグストアで広がったことが大きく寄与したと捉えています。
プロモーションをまだ大きく仕掛けていない時点で売上300%を達成でき、商品力を示せたと感じます。商談の際もバイヤー様に「コレステサポート」のポテンシャルの高さをご納得いただいて採用が進み、配荷が拡大した結果です。
感染症流行を経て高まった健康意識も追い風になりました。対症療法的な選択から「自分の体の状態を知る」行動にシフトしていると考えられます。生活習慣もその一つに含まれるため、コレステロールや中性脂肪・BMIなど数値で変化を視覚化できるケアに注目が集まっているのでしょう。
その中で4週間で成果が実感できる当商品は、他の商品と比べても比較的早いタイミングで実感できる強みを持っています。数値に現れる期間が長いと離脱の原因になってしまいますから。
もちろんこの強みは、臨床試験で培ったもので、店頭POPも「4週間」という具体的なアプローチができます。この点を表記できることは、店頭でセルフ販売する際に興味・関心を誘引することに役立つと思います。
――受賞でドラッグストア業界での「コレステサポート」の注目度が高まっていると思います。今後どのような店頭アプローチを実施されますか。
これまで「健康数値サポートシリーズ」横断の生活習慣対応のアプローチを進めていましたが、今秋より「コレステサポート」に特化したアプローチを始めていきます。
「コレステサポート」は〝健康習慣〟にリーチし、弊社でもブランドサプリの棚で展開していました。スタンダードな形は3段で展開し、最上段がスター商品と呼ばれる「カロリミット」「大人のカロリミット」「えんきん」、2~3段目に生活習慣シリーズとして「内脂サポート」「血圧サポート」や血糖値・中性脂肪・コレステロール対策の商品を展開しています。
その中で今秋より「コレステサポート」にピックアップし、サプリメントの顧客接点の拡大を行います。これに合わせて10月19日よりCMや新聞を用いたプロモーションも開始しました。
生活習慣は数値に表れ、特に健康診断ではコレステロールとその他の数値が関連して引っかかることが多いですよね。「コレステロール」のトピックスを販促に反映する、ブランド全体の興味・関心を引くことにつながっていくと思います。
――「コレステサポート」が興味・関心を誘引する新しいカテゴリーとはどのような売場でしょうか。
「コレステサポート」の主なターゲットは40~60代のお客様です。その方々のわかりやすいお悩みとして、老眼などからくる〝アイケア〟があります。アイケア市場の伸長も背景にあり、弊社では「コレステサポート」と「えんきん」を組み合わせた提案を行っていきます。
コレステロールとアイケアの市場は伸びていますので、「コレステサポート」と「えんきん」の相乗効果で、市場をより盛り上げることができると考えます。
また、今後進めていく施策として〝フェムケア〟とのクロス展開を予定しています。
「コレステサポート」は女性のニーズが高い商品です。閉経後にコレステロール値が上昇する傾向にある中で、フェムケア市場構築が進むドラッグストア業界との親和性が高いと感じており、今後はフェムケアカテゴリーにもエントリーしていきたいと考えています。
――今後どのようなプロモーションを行っていかれますか。
10月19日より北海道・静岡・東北エリア限定で「コレステサポート」のCM展開を開始しました。
潜在的にコレステロールに悩む人に対して、まだまだサプリメントの利用を提案できると考えており、健康診断で引っかかったコレステロール値を下げることができるサプリメントの存在を知っていただきたいと考えています。
「食と健康アワード2023」で「実行委員長賞」を受賞し、ドラッグストアを中心とした一般流通においても注目の製品であることもCMを通じて発信していきます。
また、ドラッグストアのスタッフをサポートする施策として、当社教育部門の「ファンケル大学」から商品説明のショートムービーをご提供し、推奨販売のバックアップも行っています。
「コレステサポート」は売上好調の一方で、より広くお客様に知っていただくことで、市場をけん引するポテンシャルを秘めています。この秋冬でそれを証明する施策を実施し、支持を拡大していきたいと思います。
健康診断の数値に困ったら、ファンケル!と皆様に言っていただけるように これからも商品・サービスに努めてまいります。
今後ともファンケルをどうぞよろしくお願いいたします。
――ありがとうございました。