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実行委員長賞:ビジネス来場者投票部門 アサヒグループ食品株式会社「ディアナチュラ ワンサプリ グレープフルーツヨーグルト味」

「食と健康アワード2023」ビジネス来場者投票部門 実行委員長賞 受賞インタビュー

アサヒグループ食品株式会社 コンシューマ事業本部マーケティング三部担当副部長 山本 直樹 氏

近未来の食事の選択肢として提案

「ディアナチュラ ワンサプリ グレープフルーツヨーグルト味」

――「食と健康アワード2023」受賞につきまして。

 この度このような賞を頂戴しましたこと、心から感謝申し上げます。

 「ディアナチュラ ワンサプリ」は、10年後の生活者の食事を考える社内プロジェクトを通じ、従来のマーケティングとは異なる手法で開発した製品です。

 近年はプロテインの喫食シーンが増えていますが、文字通りプロテインはタンパク質の摂取が主目的で、足りない栄養素を普段の食事、あるいは粒状サプリなどで補う必要があります。また当社の「ディアナチュラ」は粒状サプリメントのブランドとして認知されていますが、将来は粒状サプリ以外の栄養の取り方が、1つの選択肢になると考えたのが、開発の第一歩でした。

 粒状サプリには、「薬っぽい」「無機質」といったイメージがあり、もちろんそれだけでお腹を満たすこともできません。当製品は、1食分の栄養素を短時間でしっかりと摂取でき、かつ食事のポイントである「お腹を満たす」ことも念頭に入れて設計しました。忙しく働くビジネスパーソンなどの、新たな食習慣として定着することを目指しています。

山本直樹氏

――「食と健康」の市場をどのように捉えていらっしゃいますか

 今回、プロテインでも粒状サプリでもない当製品が、「ビジネス来場者投票部門」で票をいただけたのは、商品の目利きであるバイヤーさん達が、新たな食生活=新たな需要の芽として期待してくれたものと受け止めています。

 昨今の市場には、食品とサプリメントの境目を超えた製品群が増えており、今年のJAPANドラッグストアショーの「食と健康ゾーン」も、そうした製品群が数多く見られました。

 ただ、そうした製品は店頭に置くだけ売れるというものではなく、私たちメーカーと小売業様が一体となって啓発を進めることが肝要と心得ています。

 今回の受賞を機に当社も、ドラッグストア様の期待に応えるよう努力してまいります。どうかお力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。

ーーありがとうございました。