ウエルシアホールディングス(松本忠久社長)は12月1日より、グループにおける従来の従業員の身だしなみのルールを改め、個々人の“自分らしさ”を尊重した新ルールを採用する。本部・店舗の差なく、すべてのスタッフの制服着用時以外の服装や髪型等の基準を大幅に緩和し、茶髪やピアスの着用なども容認する。小売業にとって従業員は大切な資産であるとともに、事業を展開する地域社会との重要な接点。 新たなのルールの採用を通じて従業員の働く意欲を高め、顧客に対していっそう丁寧で親身に対応することを目指すという。
かねてより同社は、多様性の尊重を重要な考え方と位置づけ、店舗や社屋におけるAED の設置や、人工肛門や人工膀胱装着され、排泄機能障害を持つ方々のためのオストメイト配慮型トイレの設置に取り組み、高齢の顧客や障害のある顧客が安心して買い物できる店舗の整備に努めてきた。また、誰もが快適に買い物を楽しめるよう、LGBTQ+フレンドリーな買物環境づくりを行うとともに、ダイバーシティ&インクルージョンに関わり、従業員への教育に取り組んできた。
このほどの身だしなみの新ルールは、自由度が高く、いつでも一人ひとりの従業員が“自分らしく”過ごせることを目指したもの。新しいルールの採用により、従業員が今までの概念にとらわれることなく、様々な価値観を受け入れ柔軟に発想しながら、しっかりと自分自身の考えと判断力を持ち、よりよい働き方を主体的に考えていくきっかけとなると、同社は考えている。