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スズケンがファーマライズHDの株式19.9パーセントを取得

株式会社スズケンが、調剤薬局を運営するファーマライズホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結し、同社の株式を取得することを発表した。

スズケングループは、中期経営計画「For your next heartbeat ~未来に向けた鼓動を創ろう~」で、「既存事業の構造改革」と「新規事業の創出(新領域へのチャレンジ)」を主なテーマと位置づけており、 日本の新たなヘルスケアエコシステムの創生に向けて、オープンイノベーションによる発想で協業企業とともに新たな価値創造を目指している。

ファーマライズHD社は、中期経営計画「LSG(Leading to Sustainable Growth)」において、「投資家に選ばれる会社になるための取り組み強化」、「調剤事業を核とした事業展開」、「経営基盤の更なる強化」 に沿った施策の実施により、2030 年に向けた持続的な成長基盤を築くことを目的として掲げている。 これらの着実な遂行をとおして株主価値の更なる向上と競争力の強化を目指す。

両社は、かねてより各々の事業を通じて良好な関係を構築していた背景もあり、こうした事業環境の変化への対応について機会のある度に協議をしてきた。この度、ファーマライズHD社の株式および 無担保転換社債型新株予約権付社債を保有するAG2号投資事業有限責任組合(以下、「AG2号ファンド」)において、早期に保有株式等を売却したい意向があり、スズケンとAG2号ファンドとの間で本株式譲渡の合意に至った。

スズケンは、AG2号ファンドが保有する社債が転換された株式 2,203,800株および同社が保有する142,800株の計2,346,600株(議決権比率:19.99%)を取得する。なお、スズケンからの役員派遣は予定しておらず、現時点では関連会社に該当しない。


業務提携の内容
・薬局事業の質の向上と基盤強化
・ヘルスケア拠点としての新たな薬局の価値創造
・デジタル技術を活用した薬局事業の効率化と新たなサービスの提供
・創造 ・厚生行政の変化を捉えた新たなビジネスモデルの創出
・医薬品流通の効率化と患者向けサービスの創造 など