マツキヨココカラ&カンパニーが2024年3月期の通期決算を発表した。売上高は1兆225億3100万円(前年同期比7.5%増)、営業利益757億500万円(同21.6%増)、経常利益804億9900万円(同20.7%増)、親会社に帰属する当期利益523億4700万円(同29.1%増)とな利、大幅な増収増益を記録。売上高は1兆円を突破した。
マツキヨココカラ&カンパニーの重点戦略は、国内とグローバルに分け設定し、国内戦略として「お客様のライフステージに応じた価値提供」を戦略テーマに3つの重点戦略、①利便性の追求-お客様との繋がりの深化、 ②独自性の追求-体験やサービス提供の新化、③専門性の追求-トータルケアの進化と、グローバル戦略として 「アジア市場での更なるプレゼンス向上」を戦略テーマに④グローバル事業の更なる拡大を重点戦略に設定して取り組んでいる。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の5類感染症移行に伴う都市部や繁華 街、商業施設内等の人流の拡大や夏から秋にかけて好天に恵まれたことにより、医薬品及び化粧品、新発売やリ ニューアルしたPB(プライベートブランド)商品の売上が好調に推移。また、インバウンドはコロナ禍の中でも免税対応店舗数を戦略的に拡大したことで、回復しつつある需要の獲得に繋がっ ている。
ココカラファイングループでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の5類感染症移行に伴う都市部や繁 華街、駅前等の人流の拡大や夏から秋にかけて好天に恵まれたことにより、医薬品及び化粧品、新発売やリニュ ーアルしたPB(プライベートブランド)商品の売上が好調に推移。また、販促策では、マツモト キヨシグループで培ったKPI(重要業績評価指標)管理を徹底し、ロイヤルカスタマーの醸成を図ることで、 更なる収益性の改善に努めた。
なお、2023年12月の売上は前年同月に新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)関連の特需もあり売上が大きく増加していたため、医薬品に反動減の影響があった。