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膝が痛い…ケアマネ福田英二の徒然日誌その5 


2024年4月28日(日)晴れ、夏日 職場での安全と健康のための世界デーらしい…


このところ膝の痛みとハリが続いている。残念だが70歳の峠を越えたあたりからそんな「症状」が出てきた。「あ~これが老化か・・」と悔しくもあり寂しい思いである。


変形性膝関節症という膝の痛みは、若かりし頃の開拓農業の勲章でもある。畑一面をつるはしで掘り起こし石や木の根を取り分けてきた、そんな日々の輝かしい財産であり体に刻み込んだ歴史である。さすがに2町歩全部の掘り起こしはできなかったが、少なくとも段々畑の5~6反ほどは来る日も来る日もやっつけて、開拓道に施設した石ころは最低でも3回は私が手でつかんだものであった。そんな勲章が最近きしみ始めている。


というのも、田舎暮らしから大都会東京の暮らしに戻ったのが大きいと感じている。とにかく「歩く距離」が長いのである。バス停に立てば2‐3分でやってくる。地下鉄も5分もすれば次の電車が来る。そんな便利な街東京だが反面やたらに階段と通路が長い。いうなれば「若者仕様」ということなのかもしれない。


膝が痛いと階段の登りよりも「降りる方が辛い」ことに気づかされる。弱った膝に体重がかかるせいだろう。便利な街が「不便な街」になっているのは、私だけではなく多くの高齢者にも当てはまっていると思う。


お客様のところに行って面談をするのが私の商売だが、気持ちが通じるのは「互いの膝の痛み」の話題の時である。「そうなんですよ。分かってくれて嬉しい!!」


図らずも我が勲章が役に立っている瞬間である。