最近の検査でがんが見つかった A さんの言葉だ。80歳の後半に差し掛かって、また新たな病気との付き合い。つい先日も体調の不良で入院したばかりでこの事態である。一人暮らしで身寄りがない A さんのような高齢者にとっては、 毎日が「命をけずる」 生活の繰り返しという。 行く末を案じると A さんでなくとも「この先の不安」は大きい。
一方 B さんはつい先日入院先から自宅に戻ってきた。もともとの持病で腰痛や便秘症などがあり、「耐えられないくらい酷い腰の痛み」に救急車で病院に行ったが、残念ながら断られてまた別の病院へ入院していた。 入院先の病院やアパートでも「少し神経質な人」と映るが、 一人暮らしで持病を抱え、若い時はいざ知らず今の歳になってみると「なんとも心細い」と語っていた。
アパートで娘さんと二人暮らしの C さんも同じような生活だ。 「この年になって急に腰が悪い、膝が痛い、いつも病院通いの毎日」で「生きていても仕方がないが、かといって死ぬわけにもいかない。 子供たちに迷惑をかけるわけにもいかないので、こうして一人で頑張っている」 という。 子供たちのためにと懸命に働き続けた60年、病気もせずに頑張ってきた。…というより、少々の不調でも気力と若さで乗りこえてきた。 そのツケが今になって身体の中から悲鳴を上げている。