ニッスイ(浜田晋吾社長)は11月25日、「こうでら健康の森」(兵庫県姫路市香寺町)内に今年10月に設置した「ニッスイの森」の森林保全活動を、姫路総合工場(同県同市白浜町)の主催で実施した。この活動は10月2日付で兵庫県・姫路市および公益社団法人兵庫県緑化推進協会との間で締結した「企業の森づくり活動への取り組みに関する協定」にもとづいて行われたもの。「こうでら健康の森」は、同工場が使用水を取水している市川の流域にあり、ここでの森林保全活動を通じ、水源の涵養(かんよう)や地球温暖化防止などの森林の公益的機能の増進を図り、地域社会への貢献を目指す。協定締結後初となる今回の活動は、ニッスイ姫路総合工場職員有志およびその家族約40名が参加し、特定非営利活動法人ひょうご森の倶楽部の指導を受けて、日光を遮る照葉樹や竹などの伐採を行っている。
ニッスイグループの「サステナビリティ行動宣言」では、「環境負荷の低減および自然環境と生物多様性の保全に努める」ことを挙げており、「豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進する」ことをマテリアリティのひとつとしている。自然環境と生物多様性の保全の課題に向けて森・川・海を一体として捉え、森林の保全が海の健全性につながるとの考え方に基づいて今後も活動を続けていくという。
■開催概要
○主 催:株式会社ニッスイ姫路総合工場
○実施日時:2023年11月25日(土)9~15時
○会 場:姫路総合工場および「ニッスイの森」(兵庫県姫路市香寺町)
○参加者・参加者数:ニッスイ姫路総合工場職員とその家族、兵庫県および同県姫路市関係者、ひょうご森の倶楽部関係者、総勢57名
○実施内容:姫路総合工場にて、兵庫県農林水産部治山課森づくり普及班班長の井上裕司氏より森林保全の意義に関する講義、ひょうご森の倶楽部理事の福田正氏より作業内容や安全上の注意点などに関する講義を受講したのち、バスで「ニッスイの森」に移動して森林保全活動を実施しました。参加者は4~5人の班に分かれて、ひょうご森の倶楽部の指導員の指導を受けながら、日光を遮る照葉樹や竹などの伐採を行いました。