さる8月5日、歴史ある星薬科大学の本館メインホール(品川区荏原)にて、歴史的なシンポジウムが開催された。日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、日本保険薬局協会、日本チェーンドラッグストア協会の各会長が一堂に会し、「薬剤師、薬局、ドラッグストアの未来」を語っている。
シンポジウムは、各団体トップの基調講演と、4者によるパネルディスカッションの二部構成で進行。「調剤の外部委託」「敷地内薬局」「テクニシャン制度」「リフィル処方箋」「アマゾン薬局」「医療DX」といったテーマに沿って、各々の立場を超えた本音を吐露した。猛暑の土曜日に集まった産官学関係者は定数を上回る350人に上り、トータル4時間に及ぶ内容を熱心に聞き入っていた。
成り立ちも機能も異なる4団体だが、「薬業を通じた国民の健康への貢献」という共通認識のもとに日本の医療制度を支えてきたことを改めて確認でき、組織の思惑を超えた協業の可能性も大いに感じられた。当サイトでも後日、詳細を伝えられる範囲で掲載する予定である。