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コインランドリーのヘビユーザーは若者層!FromプラネットVol.196

初回利用時の好感触が固定客化の鍵

コインランドリーの店舗数が急増しているという。近年確かに、スタイリッシュな内外装の大型店舗が幹線道路沿いに次々開設されている。直近の総店舗数は2万5,000店超と、セブンイレブンを上回るという報道も見られる。FCを手がける事業者の参入も増え、個人事業主の他、大手コンビニやガソリンスタンドなども出店を進め、顧客の囲い込みに動いているようだ。顧客の使用シーンも変化しており、日々身につける衣類の洗濯ほか、コロナ禍の感染症予防として布団の丸洗いに利用するとの声が聞かれる。このほどプラネットが公開したコインランドリーに関する意識調査によれば、若い世代ほどコインランドリーをヘビーユースしているという。以下、同社の調査内容を紹介する。

「これまでにコインランドリーを利用したことがあるか」の問いに、「ある」と回答した人は58.2%だったが、「この1年以内に利用したことがあるか」の問いでは(図1)、「この1年利用していない」人が65.4%となっている。
 利用頻度を性年代別に見ると(図2)、「この1年利用していない」人の割合は年代が上がるほど高い傾向にあり、逆に「ほぼ毎日」「週に1回程度」「月に2〜3回程度」と回答した人の割合は20代・30代が高い傾向にある。「男性20代」は3.0%、「女性30代」は3.1%が「ほぼ毎日」と回答しており、頻度で見れば、「コインランドリーのヘビーユーザーは若者」と言えそうである。

「車でコインランドリー」が最多

 コインランドリーを利用する際の交通手段は(図3)、「自家用車」が60.0%、「徒歩」が24.6%だった。年代別に、男女とも20代は「自家用車」の割合が低く、そのぶん、「徒歩」の割合が高くなっている。いわゆる学生街やアパートの多い地域などに住み、近くにコインランドリーがある人が多いのかも知れない。また「自転車」の利用は、20代を除き全年代で、男性より女性の割合が高い。

コインランドリー、使う理由・使わない理由

 「この1年、コインランドリーを利用した人、利用しなかった人」に、それぞれ理由を聞いた(図表4、5)

 利用した理由で最も割合が高かったのが「自宅ではサイズや材質の問題で扱えない物も洗濯や乾燥できるから」(45.5%)だった。また、「悪天候が続いたから」(24.9%)が2位となっている。日常的な利用よりも、突発的な利用や頻度の少ない利用が多いことを伺わせている。

 一方、利用しなかった理由では、「利用する必要を感じないから」(53.5%)がトップだが、利用しなかった理由を年代別に見ると(図6)、「利用する必要を感じないから」と回答した人の割合は若い世代ほど低くな理、相対的にほかの理由の比重が大きくなっている。

毛布や羽毛布団を洗えるのが便利!

 「コインランドリーで洗濯や乾燥するもの」を聞くと(図7)、「毛布」(47.3%)が大差をつけて1位だった。2位も「羽毛布団」(24.3%)で、上位2つは衣類ではない。

 このほか「普段着」(23.3%)、「下着」(18.8%)など、衣類系に混じって「敷布団」(21.5%)、「シーツ」(21.0%)、「カーペット」(20.6%)といった、やはり大きくてかさばるものが上位に並んでいる。

利用時間帯は年代によって大きな差

 「コインランドリーを利用する主な時間帯」で(図8)、最も割合が高かったのは「昼前(9時~12時)」(28.8%)で、次いで「昼過ぎ(12時~15時)」(22.0%)、「夜(18時~21時)」(13.6%)、「夕方(15時~18時)」(11.1%)と続く。

 ただ、性年代別に見ると(図9)、利用時間帯にかなりの違いがあり、「昼前」や「昼過ぎ」の利用は男女ともに「70代以上」が最も割合が高く、特に「昼前」は4割を超えている。一方で、「夜」に利用する割合が最も高いのが「20代」男女となる。「昼前」の利用は女性のほうが割合が高く、「夜」は男性のほうが高い傾向があるが、「深夜」になると、20代、30代、50代は男性のほうが、40代、60代は女性のほうが高い結果が出ている。

 「深夜」の利用は全体で見れば割合は低いが、性年代別で最も割合の高い「男性30代」は15.0%と比較的高い。そして「男性20代」(11.8%)についで、「女性20代」(6.9%)が3位になっている。

 利用時間帯の違いは生活習慣・環境や生活リズムの違いによると考えられ、長時間オープンしているコインランドリーが歓迎されそうである。

求めるのは何より「近さ」

 「コインランドリーに求める機能」を聞くと(図10)、「自宅からの近さ」(58.1%)が最も票を集めた。

 2位は「自分が利用する前に洗浄・消毒してくれる」(29.6%)、3位は「洗濯機などの空き状況がスマホなどでわかる」(24.5%)だった。「洗濯機などをネット予約できる」(15.2%)、「スマホやICカードで決済できる」(15.1%)との回答も目立った。

 また、「無人対応」が11.6%、「有人対応」が4.9%となっていた。どちらも求める機能として挙げる割合は低く、「無人で十分」と考えている人のほうが多いことが分かる。

新タイプのコインランドリーに期待の声

 以下に、コインランドリーの使い方やエピソードなどの自由回答を掲載する。店舗への入りやすさや清潔感など、初回利用時に好感を持ってユーザーになるケースが見られる。

【布団を洗えるのがいい!】

● こたつ布団等の大きなものを以前はクリーニングに出していた。しかし、コインランドリーの方が安くて早いのでよく利用するようになった。機械を入れ替えなくても洗濯から乾燥までそのままできるから、一旦家に帰れるのでとても便利です。(女性・40代)
● 季節の変わり目に布団類をまとめて洗濯するので、コインランドリーが空いている早朝に車に積んで行く。(男性・50代)
● 急に洗濯機が動かなくなり、慌ててコインランドリーに駆け込んだことがありました。近所に3箇所あっても、ほとんど使っていなかったのですが、一度使ったら便利だったので、季節の変わり目に大きいものを洗うようになりました。(女性・40代)
● 毎年羽毛布団のみ洗濯します。いつも行くお店では乾燥まで全自動なので放ったらかしです。(女性・20代)
● 布団など大きいものを洗濯するときに使いたいけど、車がないので持ち運べない。(女性・20代)

【待ち時間をどう過ごす?】

● 待ち時間は買い物したいので、スーパーに隣接されているところをよく利用する。(女性・20代)
● 読書が好きなので、本を持っていけばコインランドリーの待ち時間は十分つぶせる。(女性・20代)
● コインランドリーで待っている間にアンケートサイトのアンケートに答えたり、飲み物を持参して飲んだり、時間のロスをしないようにしています。(女性・40代)
● 少し遠くてもWi-Fiや電源があるコインランドリーを使いたい。(男性・70代以上)
● コインランドリーは洗濯の間、待っているのが面倒。離れて盗まれるのが不安で、待つ時間が嫌で利用しなくなった。(女性・30代)
● 米国留学していた2年間、賃貸アパートに洗濯機がなかったので、1週間分の洗濯物をかごに詰め、車で近くのコインランドリーに出掛けていた。10年以上前だが、当時すでにWi-Fiが通じていたので、パソコンを持ち込んでコインランドリーの中で勉強していたこともあった。(男性・50代)

【スマホで状況がわかると便利】

● 洗濯、乾燥が終了すると、 スマホに連絡してくれる機能があるので便利です。(男性・20代)
● 大型洗濯機や乾燥機は数が少なくて、時間帯がかぶるとなかなか使えない。コインランドリーまで車で15分かかるので、空き状況や終了時間がスマホでわかる機種を導入してほしい。(男性・70代以上)

【コインランドリーで新たな出会い】

● 近所にカフェ付きのコインランドリーがあり、とてもオシャレです。カフェも子連れの方をコンセプトにしているので、赤ちゃんや子供が服を汚してしまったりしたらすぐにコインランドリーを使用できるし、待ち時間の間にお茶ができます。(女性・40代)
● 普段過ごさないようなコインランドリーという場所で過ごすと、いろいろな出会いがある。(女性・30代)
● 洗濯機が壊れてコインランドリーを利用したことがあります。そこは自動販売機とシャワーや椅子があり、近所に住む方が利用している様子でした。新しいかたちのコミュニティサロンのようで、通うのが楽しくなりそうなスペースでした。コインランドリーも様々な機能を複合させると、より便利で良いと思いました。(女性・30代)
● 近くにできたコインランドリーはおしゃれなカウンターがあり、飲み物も飲めてびっくりした。(女性・30代)

調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「コインランドリー」に関する意識調査を実施。
期間:2022年11月28日~12月2日、インターネットで4,000人が回答

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