マツキヨココカラ&カンパニー(松本清雄社長)は、海洋プラスチックごみ問題の解決に向け、プラスチック製品の持続可能な使用や代替素材の開発・ 導入を推進し、官民連携でイノベーションを加速化するために設立された団体「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)」、ならびに企業の「責任ある事業活動」と「責任ある調達」を支援するエシカル取引のための会員組織「Sedex・(Supplier・Ethical・Data・Exchange)」 に入会した。
■背景
同社グループは、理念、ビジョンの実現に向けた経営の前提として、
「人間性尊重の職場(人間・人権:Human)」
「ガバナンスの充実・強化(ガバナンス:Governance)」
「美と健康への貢献(社会:Society)」
「地球環境の保全(地球・環境:Environment)」
――を特定し、これら「H・E・S・G」のサイクルにより企業価値を創造し、SDGs 達成への貢献を進めている。
また、その4つの経営の前提を踏まえて、5 つのマテリアリティ、
――を特定している。
マテリアリティ「地球の健康を考える」のKGI(Key Goal Indicator=重要目標達成指標)とKPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)は次のとおり。
KGI :2050 年度1店舗あたり CO2 排出量実質0、PB 商品環境配慮型比率 100%を目指し、エシカル 社会に貢献する存在となる。
KPI:・2030 年度1店舗あたり CO2 排出量 50%削減(2015 年度比)
・PB 商品環境配慮型比率 40%(2025 年度(2026 年3月期))
・サプライチェーン全体での省エネルギー・省資源化の推進
■入会の目的
<CLOMA>
同社社グループは、重点戦略の「独自性の追求」、「グローバル事業の更なる拡大」において、グローバルも意識した PB 商品のさらなる開発を強化しており、国内だけでなく世界への PB 商品の販売拡大を目指している。また国内のグループ店舗では、3R キャンぺーンを展開し、お客様と共に、プラスチックの削減に取り組んでいる。今後、地球規模の課題となっているプラスチック廃棄物の適正管理にむけて、他の関係企業との連携が必要と考え、それを図るべく幅広く関係企業の連携強化を促進するCLOMA の趣旨に賛同し入会した。
クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA) https://cloma.net/
<Sedex>
同社グループは、事業活動により排出する環境負荷を低減すべく、グループにできる取り組みを進めているが、環境を含むエシカル社会への貢献は当グループだけでなく、サプライチェーン全体での行動が必要と考えている。エシカル取引サービスを提供する世界有数の会員制組織として、「人権・労環慣行」「環境」「ビジネス倫理」の世界共通基準で評価可能なプラットフォームを提供する Sedex の趣旨に賛同し入会した。
Sedex(Supplier・Ethical・Data・Exchange) https://www.sedex.com/