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イアフレド、咀嚼を見える化するAIウェアラブル体験イベントを開催



イアフレド(本社・大阪市中央区)が9月8日、耳に装着して咀嚼の状態を測定するAIウェアラブルデバイス「Apero(アペロ)」の体験イベントを商業施設などで展開すると発表した。広島大学大学院との産学連携研究を基盤に、日常の「噛む」という行動をデータとして可視化する。

Aperoは耳に装着して使用し、咀嚼回数や強さ、テンポ、食事時間などを計測。「咀嚼スコア」として可視化することで、普段は意識しにくい食事中の咀嚼行動を確認できるようにする。

ウェアラブルデバイスというと、これまでは睡眠や歩数、運動などを測定する製品が多かったが、今回の取り組みは「口腔機能」や「食行動」を日常データとして捉える点が特徴。今後、咀嚼データと栄養状態やフレイルなどとの関連性について研究が進めば、健康状態を考える新たなデータとして活用される可能性もある。



ドラッグストアや薬局にとっても、オーラルケア用品や介護食、栄養補助食品などを販売するだけでなく、「測定→気づき→相談→商品・サービスの提案」という新たな接客モデルにつながる余地がある。特に薬局は、服薬支援に加えて食事や栄養、口腔機能など生活習慣に関する相談窓口としての役割が期待されており、咀嚼データを活用した健康支援との親和性も高い。

今後は、咀嚼スコアと健康状態との関連性の検証に加え、歯科や自治体、薬局、介護施設などとの連携、健康アプリやPHRとのデータ連携などが進むかが注目される。口腔機能を「測れる健康データ」として捉える動きは、ウェアラブル市場だけでなく、予防・介護・栄養領域にも広がる可能性がある。