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姫路薬剤師会、抗菌薬処方を実証

姫路薬剤師会が、地域における抗菌薬の使用実態を可視化し、適正処方の推進につなげる「抗菌薬適正処方推進事業」を実証的に開始する。姫路市が6月29日に発表した。

同事業は、市内の協力薬局から得られる調剤データを分析し、地域における抗菌薬の使用実態を客観的に把握するもの。抗菌薬の多剤・過剰使用によって薬剤耐性菌が世界的な脅威となる中、客観的なデータに基づいた適正処方の啓発と、質の高い医療提供体制の構築を目指す。

実施主体は姫路薬剤師会。ファルモがクラウド基盤の提供などで技術協力し、姫路市は公衆衛生上の指導や市民への周知協力などで支援する。2026年度は、趣旨に賛同した市内の協力薬局50店舗で実証実験的に実施する。期間は2026年6月から2027年3月までで、次年度以降の継続は別途協議する。

事業では、協力薬局が処方された薬の情報を匿名化した上で送信し、ファルモの基盤を活用して姫路薬剤師会が地域全体の処方傾向をレポート化する。検証内容は、調剤データの収集・分析の流れが円滑かつ安全に行われるか、分析結果を地域の啓発活動にどう活用できるかなど。

活用するデータは、氏名や住所などの個人情報を除外した匿名加工情報として取り扱う。データ利用を希望しない患者は、処方箋提出時に薬局窓口で薬剤師に申し出ることで、分析対象から除外される。