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日本調剤、厚生労働省主導の電子処方箋モデル事業に2地域・3薬局で参加

電子処方箋解禁に向け効率的な運用プロセスの構築に貢献

調剤薬局を展開する日本調剤が、厚生労働省主導のもと2022年10月31日より開始される電子処方箋のモデル事業に2地域・3薬局で参加する。

■電子処方箋のモデル事業について
電子処方箋とは、現在紙で運用している処方箋を電子化したもので、2023年1月より運用が開始される予定。医薬品情報の参照に関する患者の同意を得ることで、複数の医療機関・薬局をまたがる過去のお薬情報に基づいた服薬指導が可能となり、患者にとってもメリットの大きい制度。
2022年10月31日より山形県酒田地域、福島県須賀川地域、千葉県旭地域、広島県安佐地域の4地域で電子処方箋を先行導入して開始されるモデル事業は、医療機関・薬局等における運用プロセスを検証するとともに、課題や先進事例の収集が行われるものです。日本調剤ではこのうち2地域・3薬局で参加いたします。

<日本調剤の参加薬局>
千葉県旭地域      ・日本調剤 旭病院前薬局 (千葉県旭市イ1419-1)
            ・日本調剤 旭薬局 (千葉県旭市イ1469)

広島県安佐北地域    ・日本調剤 安佐北薬局 (広島県広島市安佐北区可部南5-13-14)

また、このたびのモデル事業への参加に際し、自社開発の電子お薬手帳「お薬手帳プラス」とオンライン服薬指導システム「日本調剤オンライン薬局サービス NiCOMS」に、患者さまから薬局へ電子処方箋情報を共有いただく機能を実装いたしました。この機能をご利用いただくことで、処方箋原本が不要となるため*1今までより便利にご自宅からオンライン服薬指導をご利用いただくことが可能となります。

日本調剤では本モデル事業への参加を通じて電子処方箋の利活用を検証し、より質の高いきめ細やかな医療サービスを提供することで、医療と社会に貢献してまいります。

■電子お薬手帳「お薬手帳プラス」について https://portal.okusuriplus.com/
「お薬手帳プラス」は紙のお薬手帳の情報をスマートフォン上で管理できることに加え、日々の健康管理に役立つ安心・便利な機能が充実したアプリ。医薬品の受け渡しまでの待ち時間を有効活用できる「処方せん送信機能」の他に、日々の健康管理に便利な体重・血圧・血糖値などを数値・グラフで記録できる「健康記録機能」や、病院や薬局の通院記録などの登録や医薬品の服用時間にアラームでお知らせができる「カレンダー 飲み忘れチェック記録機能」など充実した機能をそろえている。また、日本調剤の薬局でお渡しした医薬品については、来局ごとのお薬情報が自動登録される2。登録した1台のスマートフォンでご家族のお薬情報をまとめて管理できる「家族管理」設定も可能2。

■日本調剤 オンライン薬局サービス「NiCOMS」について https://nicoms.nicho.co.jp/
NiCOMSは、オンライン服薬指導が実施可能となった2020年9月1日に合わせて自社開発した、無料でご利用いただけるオンライン服薬指導システム。予約機能、ビデオ通話機能、支払い機能を備え、全国の日本調剤の薬局*3で運用している。

*1 電子処方箋対応の紙の処方箋の運用では原本が必要となります
*2 日本調剤の薬局をご利用の本会員限定の機能です
*3 一部店舗を除く