女性特有の疾病は、⼥性ホルモン「エストロゲン」の増減が大きく影響している。⼥性ホルモンが急速に増える 10-20 代、 ⾼⽌まりする 30 代、 急速に減少する 50 代と、その症状はステージ毎に異なり、各々に適切なケアをする必要がある。
ーー脳の働きに影響している女性ホルモンが減少すると、自律神経の乱れにつながる。症状はホットフラッシュや目眩、動悸、不眠、感覚過敏などで、これらが重なって、イライラや気分が落ち込むなどの精神神経症状を引き起こすこともある。女性ホルモンは骨の代謝にも関与しており、減少すると骨密度が低下しやすくなる。このほかフェムゾーンの乾燥・痒み、頻尿や尿もれなどの症状を感じる方もいる。
また女性ホルモンは体内のコレステロールをエサにつくられるので、その女性ホルモンが減ればコレステロール値が高まるほか、動脈硬化のリスクが増える。リスクの予見には定期的な検診の受診はもちろん、体組成計などを用いた自宅でのセルフチェックも有効だ。合わせて、動脈硬化の予防や⾻密度の維持を意識した⾷事と運動も励行したい。
加齢に負けない体をつくるには、日々の生活習慣を見つめ直すこと、そして健康に関する正しいリテラシーを身につけることが重要だ。そこで今回、女性の健康課題と向き合った医薬品や健康食品、一般食品の中から、Hoitto!編集部が注目する商品7選を紹介する。「私の年齢はまだ大丈夫」と思う方も、少しお時間をいただきお読みいただきたい。
「エクオール」は、化学構造が女性ホルモン(エストロゲン)と似ている大豆イソフラボンが、腸内細菌によって代謝されてできる成分。身体の中でつくれる人は日本人の約50%ともいわれ、普段の食事だけでなく、サプリメントで摂取することがおすすめ。富士薬品の「エクオールプラチナ」は、「ゆらぐ女性のためのサプリメント」をコンセプトに7月1日に発売された新商品。1日の摂取目安(2粒)の中にエクオールが5mg含まれるほか、コラーゲンペプチドGABA、ビタミンB1、ビタミンB2,ビタミンB6,ビタミンEといった、女性にうれしい成分が配合されている。
女性ホルモンのバランスや自律神経の乱れなどを整える医薬品で、120余年の歴史をもつロングセラーブランド。更年期に乱れがちな「気」「血」「水」のバランスを整え不調を改善する13種の生薬と11種類のビタミン類を配合してある。治療や症状改善を目的とした医薬品なので、医師に相談した上での服用が推奨されている。
女性のホルモンバランスの乱れによるイライラや不眠症、冷え症など、原因のはっきりしない「不定愁訴」に用いられる漢方薬。生理周期や更年期で不調を感じる方にお勧め。高齢者や他の病気で治療中の方は、医師に相談の上で服用をお勧めする。
かゆみのもととなるヒスタミンの働きを抑える、のびやすく塗りやすい乳剤性の軟膏(非ステロイド性)。子供から大人まで幅広い方が対象だが、大人のフェムゾーンのケアにも使用可能。店頭の薬剤師に症状を相談の上購入して欲しい。
4粒にカルシウム350mg、マグネシウム175mgを配合。マグネシウムは、カルシウムとともに骨や歯の形成に必要かつ、エネルギー産生を助け血液循環を正常に保つのに必要な栄養素。
骨や歯の形成に必要なカルシウムを、子供から大人まで美味しく摂取できるウェハース形状の商品。2枚当たりカルシウム500mg、ビタミンD5.0μgを配合している。
大豆を使ったおやつ感覚の“甘くない”プロテインスナック。運動のお供やおやつに気軽に食べられる一品。1袋(40g)にタンパク質15g、脂質8.4g、糖質10.1g、熱量182kcal 、食物繊維2.4g、鉄2.3mg、亜鉛0.9mgを含んでいる。