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まるで洗う乳液?〜新発想ファンケルの “朝用”洗顔料!

ファンケル「やわ肌ミルク洗顔」

この秋より全国販売を始める
「やわ肌ミルク洗顔」

コロナの収束で外出機会が増え、洗顔料の市場が活気付いている。特に朝、これまでお湯や水で済ませていた洗顔を、洗顔料を用いておこなう層が増えているという。また、朝の洗顔とメイク落としを兼ねる夜の洗顔では目的が異なるため、朝と夜で洗顔料のタイプを使い分ける傾向も顕著になっている。


起床時は、就寝中の脱水や皮脂の変化によって水分・油分のバランスが乱れており、それがメイクのりの悪さの原因にもなる。ことさら朝は、乱れた肌のバランスを整えるのにふさわしい洗顔方法、洗顔料選びが大切になってくる。


洗顔料の剤型は固形石鹸にパウダー、クリーム、泡その他と様々だが、主流のクリームは泡立てるのに時間がかり、忙しい朝には若干不向きだ。また一方で、市場にある泡タイプの機能に満足していないという層も、一定数いると言われている。


「不の解消」をポリシーとして洗顔を研究してきたファンケルはこれらの点に着目。まるで乳液のような使用感かつ、朝の洗顔の役目をしっかりと果たす新発想の洗顔料を開発した。それが、今回紹介する「やわ肌ミルク洗顔」である。

「やわ肌ミルク洗顔」の特徴は大きく3つ。

いくら発想に自信があっても、既存市場の牙城に食い込むのは容易でない。その打開策を求めファンケルは、マツキヨココカラ&カンパニー(マツキヨココカラ)の門戸を叩いた。


ファンケル・流通営業本部流通第一営業部第三営業グループの廣瀬理也(ひろせまさや)係長は、「マツキヨココカラさんはヘルス&ビューティ、特にビューティ強化の取り組みが広く支持されており、同社が発信した情報がトレンドになるという認識がありました。洗顔の新たな扉を開くチャネルは“マツキヨココカラさんしかない!”という想いで、お取り組みを提案させていただきました」という。

廣瀬理也係長


一方のマツキヨココカラも、ファンケルの洗顔料を含む化粧品群に信頼を置いており、「新たな市場を創造できる商品があったら是非提案して欲しい」と打診していた。双方思惑の一致を見て、昨年10月よりマツキヨココカラの店舗で、「やわ肌ミルク洗顔」のテスト販売が始まった。


テスト販売にあたり、ファンケル側はマツキヨココカラ専用什器(650mmワイド)を制作して店頭をサポートした。対するマツキヨココカラ側も、自社アプリを介した One to One マーケティングや動画配信(マツキヨココカラLIVE)を通じ、「やわ肌ミルク洗顔」をプッシュしている。


昨年末には、忖度なしのレビューで知られる雑誌「LDK」で「やわ肌ミルク洗顔」がA評価を受けた。感度の高いマツキヨココカラ支持層がこれに反応し、販売実績も一気に上昇している。また、「乳液」と聞くと秋冬の乾燥シーズンのイメージがあるが、同商品は春以降も好調をキープしており、「メイクのりや時短を気にする層が季節を問わず購入していることが窺え、市場の開拓に手応えを感じました」(前出の廣瀬係長)という。

上々な結果が出たマツキヨココカラのテスト販売を受け、この秋から他のドラッグストアでの全国展開を始めることにした。事前の商談でも「乳液発想」「朝用&時短」という発想が評価され、取引のあるドラッグストアのほぼ全店で扱うことが決まったようだ。

洗顔とメイク落としをセットにした全国版什器
「やわ肌ミルク洗顔」単独の什器も用意した

全国展開を前に、定番やエンドでの展開が容易な什器(600mmワイド)など、オリジナルの販促ツールも準備した。各種ツールや商品パッケージには「まるで洗う乳液」というキャッチフレーズを用いて、店頭を盛り上げていく予定である。


なお、「朝の洗顔」という習慣と新商品の早期定着を目的に、この秋冬の推奨ラインアップは新商品「やわ肌ミルク洗顔」と既存品の「ピュアモイスト泡洗顔料」の2アイテムに絞り、2アイテムで朝洗顔需要を取り込む意向である。


最後に廣瀬係長は、「マツキヨココカラさんとのお取り組みを通じ、仕事や家事に忙しい30代前後の方の洗顔事情を把握し、それに応える商品の必要性を実感しました。今後は全国のドラッグストアさんと一緒に、新発想の『やわ肌ミルク洗顔』を大きく育てていきたいと思います。不の解消に向け当社が本気で開発した洗顔料を、どうぞお試しください!」と語ってくれた。


「やわ肌ミルク洗顔」概要
容 量:2ヵ月分(朝のみ使用で約60回)
税込価格:1650円