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大阪ヘルスケアパビリオン出展に向け支援企業が介護ロボットの無償レンタル開始(大阪産業局)

咲洲プレ万博※実行委員会の構成メンバーである大阪産業局は、咲洲エリアを実証フィールドとした支援プログラムである「咲洲テック・ラボ・プログラム」を通し、中小・スタートアップ企業の社会実装に向けた取り組みを支援している。その成果として、参加企業であるヴイストンの開発製品「かまって『ひろちゃん』」の介護施設向け無償レンタルを開始する。また同プログラムは、社会実装支援に加えて、大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジゾーン」への出展支援も行う。ヴイストンは当該取り組みを通じ得られた知見を、大阪ヘルスケアパビリオン出展につなげていく。

↑かまって「ひろちゃん」
↑顔を後付けすることが可能

「かまって『ひろちゃん』」は、赤ちゃんを“あやす”ことによって、あやす側に癒やしの効果が得られることを目的とした、ヒーリングコミュニケーションデバイス。ヴイストンによる様々な研究や取り組みにおいて、多くの結果や示唆が得られている。

一方、多くの介護施設や事業者では人手や予算の問題から、新しいデバイスを気軽に導入できる状況にない。こうした現状を受け、プログラムのなかで検討を重ね、「かまって『ひろちゃん』」を実際に利用してその効果を体感してもらうことを目的に、当該取り組みを実施する。


<実施主体者情報>
○ヴイストン株式会社(代表取締役:大和信夫)
○所在地:大阪府大阪市西淀川区御幣島 2-15-28コミュニケーションロボット、二足歩行ロボットや、研究開発用ロボット、ロボット用センサ類を開発、製造しているメーカー。詳しくはホームページ( https://www.vstone.co.jp )を閲覧のこと。

<かまって「ひろちゃん」の主な特徴>
今回無償レンタルを行う「かまって『ひろちゃん』」は、従来の試作品や試験販売などの結果を受けて、以下の改良を行ったバージョン。内蔵するプログラムは「かまって『ひろちゃん』にこにこバージョン」相当となる。

○丸洗いが可能:内蔵の制御ユニットを「ひろちゃん」本体から取り出すことができる構造とし丸洗い可能。本体を清潔に保つことができ、複数のユーザーで共有する場合などにも有用。
○顔を後付けすることが可能:かまって「ひろちゃん」は、ユーザーが感情移入しやすいよう、表情を持たない設計となっている。同時に、顔があった方が望ましいという用途に対応するため「後付け」の顔カバー(2台あたり1枚のカバー)も付属。制御ユニットを取り出した「ひろちゃん」本体と同様に、顔カバーも洗濯することができる。

<無償レンタル要項>
・対象:大阪府内の特別養護老人ホーム、グループホーム1施設あたり2台の「ひろちゃん」を無償レンタル。
・レンタル台数250施設・500台を想定。
・無償レンタル期間:レンタル開始より6ヶ月間レンタル開始時には、利用規約のご確認と同意、申し込みフォームへの入力をお願いいたします。
・レンタル期間終了後、利用の継続が可能(有償プラン)レンタル期間の終了後(6ヶ月間経過後)は、以下の内容にて有償での利用継続が可能。なお、利用継続を希望されない場合、送料元払いにて返却のこと(費用の精算等はありません)。

[有償レンタルプラン]
1台あたり月額税別 200円 、年間契約(12ヶ月契約)、1年毎の自動更新

<申込方法>
下記URLのかまって「ひろちゃん」公式ページより申し込む
URL : https://www.hiro-chan.jp/
・備考お申し込みが多数の場合、抽選となる場合がある。募集期間は2024年11月末までだが、応募多数の場合は早期終了となる。


【参考】
<ソフト産業プラザTEQS>
大阪市が設置、公益財団法人大阪産業局が運営する、IoTやAIなどの先端テクノロジーを活用した製品・サービスの開発を行う中小企業を支援する施設。詳しくは、ソフト産業プラザTEQSのホームページ( https://teqs.jp )を参照のこと。

<咲洲テック・ラボ・プログラム>
新しい領域で社会実装に挑戦する企業を応援するプログラム。咲洲エリアの企業・大学などと連携した実証実験フィールドを使って、事業を前へ進める「ビジネス支援」と実際に製品をテストする「PoC」を軸に、企業ごとに目標を設定し、オーダーメイドのハンズオン支援を提供している。当プログラムは咲洲プレ万博公式プログラムとして実施している。詳しくは咲洲テック・ラボ・プログラムのホームページ( https://teqs.jp/sakishimatechlab )を参照のこと。

<大阪ヘルスケアパビリオン>
2025年大阪・関西万博において、大阪府、大阪市がオール大阪で出展する大阪ヘルスケアパビリオンは、「REBORN(人は生まれ変われる、新たな一歩を踏み出す)」をテーマに掲げ、万博への参加をめざすベンチャー企業、中小企業、スタートアップ等の支援を行う事業をリボーンチャレンジとして認定している。詳しくは、2025年大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオンのホームページ( https://osaka2025.site )を参照のこと。

咲洲プレ万博とは…

「大阪・関西万博へ向けた機運醸成」「出展企業や参加企業の支援」「万博を契機とした新しい時代に向けたビジネス支援」を目的に実施する、官民連携によるプログラム。年間を通じてテクノロジーやSDGsに関連した展示・商談会や体験イベント、セミナーなどを開催するほか、地域全体で実証実験の受け入れを行い、未来社会につながる新しい製品・サービスの共創を支援する。開催期間は2024年4月~2025年3月まで。

実施内容
①咲洲エリアでの実証実験フィールドの提供
②大阪・関西万博の機運醸成を目的としたテクノロジー体験イベント
③社会実装をめざした事業支援を実施

実施場所:咲洲エリア(大阪市住之江区南港北及び南港中)
主催:咲洲プレ万博実行委員会[ATC(アジア太平洋トレードセンター株式会社)、学校法人森ノ宮医療学園、ミズノ株式会社、西尾レントオール株式会社、日立造船株式会社、一般財団法人大阪国際経済振興センター、大阪市経済戦略局、大阪市住之江区役所、公益財団法人大阪産業局]