小林製薬が、ストレスや加齢などで弱った胃の動きを活発にし、不快症状を改善する胃腸薬「イラクナ」(要指導医薬品)を、9月28日(水)から新発売する。「イラクナ」は、胃の運動機能低下の治療に使用される医療用成分“イトプリド塩酸塩”を日本で初めてスイッチOTC化した製品であり、胃腸薬市場で新しい成分がスイッチOTC化されるのは実に12年ぶりのこと。
「イラクナ」は、一時的な食べ過ぎや飲み過ぎによる胃の不調とは異なり、ストレスや加齢などが原因で胃の動きが低下し、胃に不快症状が起きている方に向けた胃腸薬。主な症状として、「食べ過ぎ、飲み過ぎでもないのに胃が重い・胸やけがする」「食後ずっと胃の中に残っている感じがする(お腹が空かない)」「少量でも食べきれない」といったことが挙げられる。同社が実施した調査(2020年4月実施、N=3,000 30-69歳男女)では30~60代男女の14%(約7人に1人)がこのような症状を感じており、日常生活の質を低下させる要因となっていることが分かっている。